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日産、米テネシー州デカード工場を拡張4,730万ドルを投資し、クランクシャフト鍛造工場を新設


  日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロスゴーン)は本日、テネシー州デカードにある同社のパワートレイン工場を拡張すると発表した。この拡張により、米国内のスマーナ、キャントンの両工場で生産されている日産車およびインフィニティ全車種のエンジンで使用するクランクシャフトの鍛造が開始される。

同工場で生産されるクランクシャフトの一部は、メキシコにある同社のアグアスカリエンテス工場にも出荷される。

今回の拡張計画では、現在の工場の北東側に鍛造工場が新設される予定で、これにより既存の工場の敷地面積が現行の96万平方フィート(約880,000m2)から5万平方フィート(約4,600m2)拡大することになる。建設開始は2005年春で、2006年の晩夏には生産を開始する予定である。新工場では、最大稼働時で年間100万台のクランクシャフトの生産が可能になる。

同社は、新工場に4,730万ドル(約52億円)を投資する予定。この工場の稼動開始時には、60人から70人を増員する予定である。

デカード工場は、1997年5月に操業を開始し、エンジン95万基とトランスアクスル30万台の年間生産能力を誇る。同工場では、2.5リッター4気筒、3.5リッターおよび4リッター6気筒そして5.6リッター8気筒エンジンを製造している。特に3.5リッターV型6気筒の「VQ」エンジンは、ワーズ社よりワーズ「10ベストエンジン」賞を過去10年間連続で受賞している。

尚、6,500トンのプレス機を有するこの新工場は、現在のエンジン機械加工工場に隣接して建設され、通路で結ばれる予定である。

注:為替については1ドル=110円で換算した。

                                                                                                                                           以上