日産自動車 7月度生産・販売・輸出実績

日産自動車は26日、7月度の生産・販売・輸出実績をまとめた。

1.生産
7月のグローバル生産は278,910台 (対前年同月比+1.6%)と前年実績を上回った。

7月の国内生産は、海外における現地生産開始に伴う台数減や稼働日の減少により、122,575台(同-8.7%)と前年実績を下回った。

7月の海外生産は156,335台(同+11.4%)と前年実績を上回った。
米国では、「アルティマ」の台数減により、47,384台(同-2.7%)と前年実績を下回った。
メキシコは、26,623台(同+2.1%)と前年実績を上回った。
英国は、30,587台(同-4.6%)と前年実績を下回った。スペインは、新型SUV「パスファインダー」、及び新型ピックアップトラック「ナバラ」の生産本格化により、20,143台(同+32.1%)と前年実績を大きく上回った。
その他の地域は、中国で現地生産を開始した「ティアナ」、「ティーダ セダン」の好調により、地域全体で31,598台(同+73.2%)と前年実績を大きく上回った。

2.販売
7月の国内登録は、70,494台(同+3.9%)と前年実績を上回った。5月末にモデルチェンジした新型「セレナ」をはじめ、「ノート」、「ティーダ」等の新型車が好調であった。7月の国内登録車市場シェアは、前年同月に対し1.4ポイント増の20.1%であった。
また、軽自動車を含む7月の国内販売は、6月初旬に販売を開始した新型軽自動車「オッティ」の好調により、83,268台(同+10.6%)と前年実績を上回った。国内市場シェアは、前年実績に対し1.7ポイント増の16.1%であった。

7月の米国販売は、107,300台(同+15.0%)と前年実績を上回り、単月として過去最高の実績を記録した。ニッサンチャンネルは「パスファインダー」や「ムラーノ」などの販売が伸び、93,905台(同+16.0%)、インフィニティチャンネルは、今年3月に市場投入した「M45(日本名:フーガ)」が好調で、13,395台(同+8.4%)と両チャンネルともに台数を伸ばした。
また、7月のカナダでの販売は6,622台(同+5.7%)、メキシコは17,172台(同-7.9%)であった。
7月の欧州販売は、「ナバラ」の販売開始、及び「パスファインダー」の好調により、49,381台(同+10.2%)と、前年実績を上回った。

3.日本からの輸出
7月の輸出は55,346台(同-19.5%)と、前年実績を下回った。
北米向けは「パスファインダー」の現地生産化により、19,365台(同-31.2%)と、前年実績を下回った。
欧州向けは、スペイン現地生産の「ナバラ」立ち上がりに伴う「ピックアップ」の輸出台数減により、9,911台(同-31.5%)と前年実績を下回った。
その他、中南米向けはピックアップトラック「フロンティア」の好調により、6,589台(同+24.2%)と前年実績を上回った。 
アジア向けは中国向け輸出台数の減少により5,311台(同-39.1%)と前年実績を下回った。 中近東向けは昨年末のインフィニティブランドの本格導入により6,684台(同+27.0%)と、前年実績を大きく上回った。

以 上