SUPER GT第6戦（富士）レースレポート-- G'ZOX・HASEMI・Zが14台抜きで4位入賞--

日産自動車株式会社
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9月25日　富士スピードウエイ(静岡県)

9月25日(日)にSUPER GT第6戦が富士スピードウェイ(1周:4.563km)で開催され、予選8位からスタートした#3 G'ZOX・HASEMI・Z(金石年弘/エリック・コマス)が一時18位までポジションを落とすものの、猛烈な追い上げによって4位でレースをフィニッシュした。また、シリーズランキングでは#1ザナヴィ ニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン)が3位、#22モチュールピットワークZ(ミハエル・クルム/柳田真孝)が5位となり、ともにシリーズ優勝戦線に留まった。

台風17号の影響による悪天候の予報ながら、44,800名の観客が来場した。強風が吹く中、14時5分にフォーメーションラップが開始され、1周後に66周の決勝レースがスタートした。8番グリッドからスタートした金石の#3 Zは、サイドバイサイドの集団の中で第1コーナーを立ち上がる際に軽く接触。姿勢を立て直して、隊列に戻ったところを別の車両と再びタッチし、グリーンにはじき出されてしまった。幸いダメージはなく、そのままコースに戻ったが、この間に18位にまでポジションを落としてしまう。金石は、あきらめることなく猛然と追い上げを開始し、4周目に17位、11周目には14位、16周目に12位へとジャンプアップして行った。31周目に暫定4位でピットインしコマスに交代すると、さらに上位車をパスして行った。全車のピットインが完了した後の39周目に#35スープラを抜くと、4位の位置を確保。コマスはさらに上位を狙ってラップタイムを詰めて行った。レース終盤の58周目にはベストラップタイムを更新するなどプッシュし、一時15秒以上あった3位の#6スープラとの差を約3秒にまで詰めたところでレース終了となった。

3年連続チャンピオンを目指す#1 Zは、本山哲が予選11位からレースをスタート。1周目のホームストレートには9位で戻ってきた。しかし、重いハンディウェイトが足かせとなり、なかなかペースアップが出来ない。8周目、21周目、24周目にポジションをひとつずつ下げてしまった。そして、31周目にピットインし、ライアンに交代した。レース後半は一時7位を走行したが、48周目に#36スープラに先行を許し、50周目にはチームメイトの#22 Zに順位を譲ってしまう。10位でレースを終えた#1 Zの本山/ライアン組は、ポイントを1点加えてチャンピオンシップ3位にとどまった。

予選10位からスタートした#22 Zの柳田真孝は、オープニングラップで8位につけると、クリーンかつ力強い走りで上位車グループに追従して行った。11周目に#35スープラに先行されるがタイム差をつけられずにこれを追い、23周目には#25スープラに抜かれるものの、28周目には暫定10位でミハエル・クルムにバトンタッチした。残り37周のロングスティントを担当したクルムは、9位でレース中盤を走り、48周目に#36スープラに抜かれたのちも50周目には僚友の#1 Zをパスして9位を守りきった。これによってポイントが2点加算され、クルム/柳田組は#1 Zの両ドライバーに続くチャンピオンシップポイント5位となった。予選12位からスタートした#12カルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/井出有治組)は、13位でフィニッシュした。


【ニスモ出川監督のコメント】
「ニスモの2台はノーポイントに終わらなくて良かったと思っています。チャンピオン争いの有資格者に踏みとどまりました。次戦のオートポリスはウェイトも軽くなるし、Zにあったコースなのでさらにポイントを重ねて、決戦となる最終戦の鈴鹿で勝負をかけたいですね。皆さん応援ありがとうございました。チームは本当にサポーターの声援に勇気づけられています」

【#3 G'ZOX・HASEMI・Z エリック・コマスのコメント】
「久しぶりに良いレースが出来ました。僕はレースをエンジョイしました。このリザルトに100%満足しています。優勝よりも価値ある4位だと思います。クルマは本当に素晴らしかったし、エンジニアのおかげでタイヤチョイスが完璧でした」

【総合結果】　63 Laps

以　上