日産自動車 8月度生産・販売・輸出実績

日産自動車は27日、8月度の生産・販売・輸出実績をまとめた。

1.生産
8月のグローバル生産は252,333台 (対前年同月比+11.6%)と前年実績を上回り、8月として過去最高の実績となった。

8月の国内生産は、海外における現地生産開始に伴う台数減により、93,349台(同-3.2%)と前年実績を下回った。

8月の海外生産は158,984台(同+22.7%)と前年実績を大きく上回り、8月として過去最高の実績となった。
米国は、「パスファインダー」、「アルマーダ」等のSUVの好調により、73,688台(同+7.0%)と前年実績を上回った。メキシコは、小型セダン「セントラ」および「ツル」の好調により36,508台(同+37.4%)と前年実績を大きく上回った。
英国は、「マイクラ(日本名:マイクラ)」の好調により、17,491台(同+15.9%)と前年実績を上回った。スペインは、3,915台(-1.7%)と前年実績を下回った。
その他の地域は、27,382台(同+82.4%)と前年実績を大きく上回った。特に中国では、現地生産を始めた「ティアナ」、「ティーダ セダン」、「ティーダ ハッチバック」が好調であった。

2.販売
8月の国内登録は、47,492台(同+14.4%)と前年実績を上回った。5月末にモデルチェンジした新型「セレナ」をはじめ、「ノート」、「ティーダ」等の新型車が好調であった。8月の国内登録車市場シェアは、前年同月に対し2.6ポイント増の19.2%であった。
また、軽自動車を含む8月の国内販売は、6月初旬に販売を開始した新型軽自動車「オッティ」の好調により、54,943台(同+16.1%)と前年実績を上回った。軽自動車を含む8月の国内市場シェアは、前年実績に対し2.0ポイント増の15.0%であった。

8月の米国販売は、92,365台(同+15.0%)と前年実績を上回り、8月として過去最高の実績となった。ニッサンチャンネルは「パスファインダー」や「アルティマ」等の販売が伸び、80,026台(同+15.9%)、インフィニティチャンネルは、今年3月に市場投入した「M45(日本名:フーガ)」が好調で、12,339台(同+9.3%)と両チャンネルともに台数を伸ばした。
また、8月のカナダでの販売は7,103台(同+31.8%)と前年実績を大きく上回った。
8月の欧州販売は、新型SUV「パスファインダー」、新型ピックアップトラック「ナバラ」の好調により、35,849台(同+13.0%)と、前年実績を上回った。

3.日本からの輸出
8月の輸出は47,850台(同-11.0%)と、前年実績を下回った。
北米向けは昨年9月から現地生産化した「パスファインダー」の台数減により、12,759台(同-28.8%)と、前年実績を下回った。
欧州向けは、スペイン現地生産の「ナバラ」立ち上がりに伴う「ピックアップ」の輸出台数減により、8,026台(同-10.8%)と前年実績を下回った。
その他、中南米向けはピックアップトラック「フロンティア」の好調により、7,482台(同+47.0%)と前年実績を大きく上回った。 
アジア向けはタイ向け輸出台数の減少により4,828台(同-25.2%)と前年実績を下回った。

以 上