日産自動車、新型コンパクトカー「ヴァーサ(日本名:ティーダ)」を北米市場に投入

− 小型車の商品ラインナップを拡充 −

 



 

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は2006年から新型コンパクトカー「ヴァーサ(日本名:ティーダ)」を北米市場に投入する。 

2006年初夏に「ヴァーサ ハッチバック」、その後2006年後半に「ヴァーサ セダン」を発売する。販売価格は、約12,000ドル(約134万円)からの設定となる予定である。日産は同車を同市場におけるエントリーモデルとして位置付け、既存の小型セダン「セントラ」と共に、20,000ドル(約224万円)以下の小型セダン市場でのプレゼンスを高めていく。

「ヴァーサ」は、「ティーダ」と同様、ゆとりある室内空間と積載性の高い荷室を両立させた。「ヴァーサ」の車名は、この特長を表す「versatile space(多才な空間)」に由来したものである。また、大きな空間をより広く、より高品質に見せるデザインにより、上質な室内空間を実現した。エンジンは1.8Lのガソリンエンジンで、高い走行性能と低燃費を可能にするエクストロニックCVT(無段変速機)を採用している。

「ヴァーサ」の生産は、「セントラ」等の生産工場であるメキシコ日産自動車会社のアグアスカリエンテス工場にて行う。同車の生産開始により、同工場の年間生産能力は現在の20万台から2007年には35万台に拡大する見込みである。また、これに伴い、同工場及び周辺地域では新たに約4,000名の新規雇用が見込まれている。

なお、同社は「ティーダ」を05年8月までに日本、中国等10カ国に投入しており、グローバルで合計約13万台を販売している。


注:為替レートについては最近の為替相場、1USD=112円をもとに換算した。

 

以 上