日産自動車、横浜市の新本社屋建設の設計・施工パートナーを決定



日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は横浜市の「みなとみらい21地区」に移転を予定している、新本社屋の設計及び施工を担当するパートナーを決定した。設計は、建築家の谷口 吉生(タニグチ ヨシオ)氏と、株式会社 竹中工務店(本社:大阪市中央区本町 社長:竹中 統一)に、施工会社は、清水建設 株式会社(本社:東京都港区芝浦 社長:野村 哲也)に決定した。

同社は、昨年6月に2010年までに世界本社及び日本事業関連の主要機能を、横浜市の「みなとみらい21地区」66街区に移転することを発表しているが、新社屋の設計、施工パートナーについては、本年5月より国内外の建築家、設計会社、施工会社を対象に、幅広く公募による募集を行い、その後、数回に亘って選考会を実施してきた。
選定においては、機能・デザイン・コストが高次元でバランスしていること、フレキシビリティ性の高い設計となっていること、などを審査ポイントとした。更に、長期にわたる当プロジェクトにおいて、同社との柔軟なコラボレーションが可能なパートナーとなることも重要な審査基準となった。
なお新社屋は、より優れた環境性能を有する社屋の建築を目指しておりCASBEE*のBEE値は4.0以上の高いレベルを実現する予定である。
今後は、今回決定した設計・施工パートナーとともに、新本社屋の細部について検討を行っていく予定である。

今回の本社屋建設にあたり、神奈川県から『「神奈川県産業集積方策(インベスト神奈川)」の「施設整備等助成制度」』により、横浜市から『「企業立地等促進特定地域における支援措置(横浜市企業立地等促進特定地域における支援措置に関する条例)」』により、助成を受けることが認定されている。
同社は、当本社機能の移転をはじめ、今後も神奈川県内各地において、地元経済により一層貢献していく予定である。

*CASBEE:建築物総合環境性能評価システム

<新本社屋の計画概要>
・所在地:横浜市「みなとみらい21地区」66街区
・敷地面積:10,000m2 / 延床面積:約78,500m2
・人員規模:少なくとも2,000人

(了)