日産自動車 10月度生産・販売・輸出実績

 





1.生産
10月のグローバル生産は278,373台 (対前年同月比-2.9%)と、前年実績を下回った。 10月の国内生産は「エクストレイル」や「キューブ」等、現行車の台数減により、102,112台(同-16.1%)と前年実績を下回った。

10月の海外生産は176,261台(同+6.8%)と前年実績を上回った。 米国は、72,167台(同+0.3%)と前年実績を上回った。「クエスト」、「フロンティア」等の商用車が減少した一方で、「アルティマ」は増加した。メキシコは、「セントラ」の台数減により、31,182台(同-5.2%)と前年実績を下回った。
英国は、「プリメーラ」の台数減により25,798台(同-3.0%)と、前年実績を下回った。スペインは今年から現地生産を開始した新型SUV「パスファインダー」、新型ピックアップトラック「ナバラ」の投入により19,630台(同+33.0%)と前年実績を大きく上回った。 その他の地域は、27,484台(同+46.6%)と前年実績を大きく上回った。特に中国では、「ティアナ」、「ティーダ セダン」、「ティーダ ハッチバック」の投入により、前年比199.1%増の15,684台となった。

2.販売
10月の国内登録は、42,980台(同-19.1%)と、前年実績を下回った。 昨年後半に発売した「ムラーノ」や「ティーダ」の販売一巡と、「キューブ」を始めとする現行車の台数減が影響し、前年実績を下回った。
10月の国内登録市場シェアは、前年同月に対し2.9ポイント減の15.3%であった。 また、軽自動車を含む10月の国内販売は、50,996台(同-13.2%)で、国内市場シェアは、前年実績に対し1.9ポイント減の11.9%であった。

10月の米国販売は、72,279台(同-16.5%)と前年実績を下回った。ニッサンチャンネルは、「マキシマ」、「タイタン」等の台数減により、62,317台(同-17.4%)と前年実績を下回った。インフィニティチャンネルは、「M45(日本名:フーガ)」が好調だったものの、「FX」の販売が減少し、9,962台(同-10.7%)と前年実績を下回った。また、10月のカナダでの販売は4,683台(同-22.8%)、メキシコは18,360台(同-2.6%)であった。
10月の欧州販売は、29,044台(同-34.4%)と前年実績を下回った。「マイクラ(日本名:マーチ)」や「プリメーラ」が台数減の要因となった。

3.日本からの輸出
10月の輸出は59,866台(同+0.6%)と、前年実績を上回った。
北米向けは、「M45」の出荷増により22,037台(同+15.2%)と、前年実績を上回った。欧州向けは「エクストレイル」の出荷減により6,320台(同-51.8%)と、前年実績を下回った。
その他、中近東向けは「ティーダ」の輸出本格化に伴い、13,916台(同+109.0%)と前年実績を大幅に上回った。アジア向けは5,953台(同+2.2%)であった。また、中南米向けは、「パスファインダー」の減少により、5,048台(同-21.5%)であった。

(了)