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日産自動車、WFPのインドネシアでの津波復興支援活動などに車両を贈呈

 

 

 

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン 以下、日産)は5日、WFP 国連世界食糧計画がインドネシアで実施している食糧援助活動向けに同社の「テラノ」、「セレナ」、「フロンティア」計12台を贈呈した。日産がWFPに対して車両を無償提供するのはこれが初めて。これらの車両は、スマトラ島での津波被害に対する復興支援をはじめ、インドネシア東部や西チモールなどでの栄養強化プログラムを通じたWFPの食糧援助活動に役立てられる。

「WFPはアチェから西チモールに至るまで200万人以上に援助食糧を届けている。この中で、日産からご提供いただいた新しい車両は、WFPがこの目標を達成するのに大きな助けになるだろう。」とWFPインドネシア事務所のモハメド・サリヒーン所長は述べ、日産の車両提供という本業を通じた協力に感謝の意を表した。「これらの車は、道路条件が厳しい地域でWFPのスタッフが活動し、援助食糧が受益者に配られるのをモニタリングする上で、理想的なクルマだ。これが日産とWFPとの長期にわたる連携の幕開けになることを期待する」とサリヒーン所長は語った。

日産の志賀俊之COOは「今回、WFPへの車両寄贈が実現し、インドネシアにおける復興支援に日産車が貢献できることを非常に嬉しく思う。WFPの活動は、人道支援の一環として、インドネシアの中長期的な復興に貢献したいという当社の考えに合った、意義深いプログラムである。」とコメントした。

日産からWFPに対して初めて行う車両の無償提供に関して、同社では「自動車会社としての特色を活かしながら社会に貢献できる活動を今後も強化していきたい。」としている。

今回寄贈される車両のうちテラノ、セレナはインドネシア製である。また、フロンティアはタイの製造拠点で生産されている。

WFPはインドネシアで津波復興支援として60万人を対象に食糧援助活動を実施している。さらに、ジャカルタ周辺、インドネシア東部、西チモールで100万人以上を対象により中長期的な食糧援助を行っている。この中長期的な支援には、栄養強化ビスケットによる学校給食プログラムや、妊産婦、授乳期の女性、および5歳未満の子どもを対象に栄養状況を改善する支援が含まれる。

※WFP 国連世界食糧計画(The United Nations World Food Programme)概要
国連唯一の食糧援助機関で、世界最大の人道援助機関。飢餓と貧困の撲滅を使命として、1961年に設立が決定され、1963年から正式に活動を開始。ローマに本部を置き、世界各地に現地事務所がある。毎年6,100万人の子どもを含む、およそ9,000万人の人々に食糧を支援している。
WFP日本事務所サイト URL:http://www.wfp.or.jp

(了)