日産自動車 11月度生産・販売・輸出実績

 

 

 

日産自動車は22日、11月度の生産・販売・輸出実績をまとめた。



1.生産
11月のグローバル生産は294,915台(対前年同月比+7.0%)と、前年実績を上回った。
11月の国内生産は111,652台(同-1.3%)となった。新型「ウイングロード」(11月発売)や新型「セレナ」(5月発売)が台数増に貢献したものの、輸出向けのピックアップトラック(*1)の台数減により、全体として前年実績を下回った。

11月の海外生産は、183,263台(同+12.8%)と前年実績を上回った。
米国では、「アルティマ」の台数が増えたものの、「クエスト」や「フロンティア」の台数減により、69,587台(同-0.8%)と前年実績を下回った。メキシコは、「プラティ−ナ」の台数増により33,363台(同+5.5%)と前年実績を上回った。
英国は、「プリメーラ」の台数減により26,605台(同-2.2%)と前年実績を下回った。スペインは、今年から現地生産を開始した新型SUV「パスファインダー」、新型ピックアップトラック「ナバラ」の投入により、20,154台(同+34.8%)と前年実績を大きく上回った。
その他の地域は、33,554台(同+80.4%)と前年実績を大きく上回った。中国では、「ティアナ」の台数増と「ティーダ セダン」、「ティーダ ハッチバック」の投入により、前年比251.2%増の19,850台となった。

2.販売
11月の国内登録は、48,919台(同-20.3%)と前年実績を下回った。
昨年9月から10月にかけて発売した「フーガ」、「ティーダ」、「ティーダ ラティオ」等の販売一巡が台数減の要因となった。
11月の国内登録市場シェアは、前年同月に対し2.4ポイント減の16.0%であった。
また、軽自動車を含む11月の国内販売は、56,767台(同-17.7%)で、国内市場シェアは、前年実績に対し1.9ポイント減の12.3%であった。

11月の米国販売は、77,212台(同-3.9%)と前年実績を下回った。ニッサンチャンネルは、「タイタン」の台数減により、66,849台(同-2.8%)と前年実績を下回った。インフィニティチャンネルは、「M45(日本名:フーガ)」が好調だったものの、「FX」の販売が減少し、10,363台(同-10.5%)と前年実績を下回った。また、11月のカナダでの販売は「アルティマ」の台数減により4,473台(同-27.0%)、メキシコは21,129台(同-5.8%)であった。
11月の欧州販売は、34,290台(-19.5%)と前年実績を下回った。「マイクラ(日本名:マーチ)」やピックアップトラック「ピックアップ」が台数減の要因となった。

3.日本からの輸出
11月の輸出は56,370台(同-10.9%)と、前年実績を下回った。
北米向けは、「M45」の出荷増により24,173台(同+9.9%)と前年実績を上回った。欧州向けは「ピックアップ」の出荷減により8,099台(同-23.5%)と、前年実績を下回った。
その他、中近東向けは「ティーダ」の輸出本格化に伴い9,094台(同+22.1%)と前年実績を上回った。中南米向けは6,206台(同-5.9%)、アジア向けはピックアップトラック(*2)の出荷減により4,264台(同-47.9%)と前年実績を下回った。また、大洋州向けは「パルサー」の出荷減により2,317台(同-61.7%)と前年実績を下回った。

*1、*2・・・モデル名は地域により異なる

以 上