日産ナバラのグロブラーが2位を獲得し、シリーズ首位を堅守

南アフリカ・オフロード選手権第6戦レースレポート

9月30日-10月1日 南アフリカ
2006年南アフリカ・オフロード選手権(ABSA)第6戦「サンシティ400」が南ア北西部地方で開催され、南アフリカ日産モータースポーツのハンス・グロブラー/フランソワ・ジョルダーン組が接戦の末、総合2位を獲得。シリーズ首位を堅守し、2度目のABSAタイトル獲得まで2戦を残すのみとなった。

日産ナバラ

日産ナバラを駆るグロブラー/ジョルダーン組は、金曜日のプロローグでステアリングにトラブルが発生し、ダメージが拡大することを避けるため走行を中止して28分のペナルティを受けることを選んだ。このため後方からのスタートとなった土曜日のレースも、序盤は上位陣の後塵を拝することとなった。32番手からスタートしたグロブラー組の日産ナバラは猛追をかけ、多くの車両を抜き去ったが、首位のフォードだけには先行を許してフィニッシュすることとなった。

2台目の日産ナバラをドライブしたチームメイトのダンカン・ボス(2002年のチャンピオン)/ラルフ・ピッツフォード(現コ・ドライバーチャンピオン)組は途中首位に立っていたが、スタートから140km地点でリアアクスルのケースが破損し惜しくもリタイアとなった。

「連絡を待つ身としては非常に辛い一日だった」と南ア日産モータースポーツのジェネラルマネージャー、グリン・ホールは語る。「ハンスとフランソワの多大なる尽力のおかげで、今年はこれまで非常にいい結果を残してきたし、タイトルに向けては依然、シリーズ首位につけている。しかし、時には他のドライバーに勝利の美酒を味わうチャンスを譲ることもある。今年新設のスーパープロダクションクラスは、前身のクラスTに比べ格段にコンペティティブで、オフロードレース界にとってもいいこと。しかし、シリーズはまだ2戦残っており、5年間の蓄積をここであきらめるつもりはない」とホールは力強く語った。

南ア・オフロード選手権の次戦、第7戦「トヨタ・ディーラー400」は、10月27-28日に開催される予定。

以 上