日産自動車、インドネシアでの事業を拡大

2007年前半に現地生産の新型乗用車「リヴィナ」を投入

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は2007年前半、インドネシア市場に7人乗りの新型乗用車「リヴィナ」を投入する。同モデルは、本年11月の中国市場投入を皮切りにグローバルでの販売を予定しており、インドネシアは中国に続き2番目の投入市場となる。

新型「リヴィナ」を生産するインドネシア日産自動車会社と、同社に出資する現地インドモービルグループは、新型「リヴィナ」投入に先立ち、現地での販売網強化と生産設備拡張のために合わせて6千万ドル(約71.4億円)を投資している。インドネシアでは、日産の販売店舗数を現在の42店舗から08年までには48店舗に増やす予定である。

11日、現地を訪問したゴーン社長は、「2001年の訪問以来、インドネシアは日産にとって更に成長が見込まれる市場となった。新型車投入と投資拡大は、日産バリューアップの柱の一つである地理的拡大の一環である。」と語った。

日産は、近年インドネシアにて「エクストレイル」、「セレナ」、「ティアナ」等の車種を相次ぎ投入しており、2005年の販売実績は10,551台であった。新型「リヴィナ」は、日産のインドネシアでの年間販売台数を2008年に40,000台とする事業計画の鍵を握るモデルとなる。

注:為替レートについては便宜上、最新の為替相場に基づき1ドル=119円として換算した。

以 上