日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、パシフィコ横浜にて開催される、FISITA 2006(FISITA:国際自動車技術会連盟*1)に出展する。FISITAは、世界38カ国の自動車学会が加盟するグローバルな自動車技術会の国際機関で、FISITA2006は10月23日から26日まで開催される。
今回の出展では、同社の環境への取り組み、安全への取り組みを総合的に紹介するとともに、日産ASV-3(先進安全自動車)を展示する。また、特別展示ステージでは、ピボ(PIVO)の走行デモンストレーションを実施する。同社の出展内容とFISITA2006の概要は以下の通り。
<出展概要(日産出展ブース: No.24)> 1.車両展示 ●日産ASV-3 車両間の相互通信(車車間通信*2)を利用することにより、交通事故低減を目指す第3世代の先進安全自動車 |
2.技術展示
●SKY(スカイ)プロジェクト(パネル展示及び映像)
06年10月より神奈川県において実証実験を開始。道路上にある通信設備などのインフラとクルマで連携し、自車を取り巻く交通環境の情報を利用して、クルマ単独では対応が難しい「見えにくい相手(交差点出合頭や歩行者など)」に対する交通事故の低減を目指す。また、クルマの走行情報を活用して交通渋滞の緩和を推進する。
●新開発VQエンジン+エクストロニックCVT(カットモデル展示)
今秋、北米にて発売予定の新型アルティマに搭載予定のFF車用新型VQエンジンとエクストロニックCVT。エクストロニックCVTは、常に最適な運転条件でエンジンを働かせ、スムーズな変速・滑らかな加速と燃費の向上を両立させる。本エンジンは、このCO2削減に実効性の高いエクストロニックCVTとの最適なマッチングを考慮し、新開発した。
尚、「クルマが人を守る」という、より高度で積極的な日産の安全の考え方「セーフティ・シールド*3」について、映像にて紹介する。
3.特別展示 ●ピボ(PIVO) 日産の「バイワイヤー技術」が可能にした、キャビンの向きが前後に変えられ、行きたい方向に向いてくれるバック走行不要のコンセプトカー「ピボ(PIVO)」。小型高出力の電動パワートレインにより、高い環境性能とともに効率的なパッケージングを実現。将来の電動車両の可能性を示唆する夢のクルマ。ステージにおいて走行デモンストレーションを実施。 |
<FISITA 2006>
開催期間: | 2006年10月23日(月)〜27日(金) |
会場: | パシフィコ横浜 (住所:横浜市西区みなとみらい1-1-1) |
主催: | 社団法人 自動車技術会 |
入場料: | 無料 |
*1: | FISITA(The International Federation of Automotive Engineering Societies: 国際自動車技術会連盟)世界38カ国の自動車学会が加盟するグローバルな自動車技術会の国際機関。FISITA国際会議は二年に一度開催される。 |
*2: | 複数のクルマが無線通信機を搭載し、走行中の位置や方向等をお互いに送信し合い、情報を交換する通信システム |
*3: | 通常運転から衝突後まで、クルマが状況に応じてさまざまなバリア機能を働かせ、少しでも危険に近づけないようサポートし続けるという考え方 |
以 上