日産自動車、韓国市場にニッサンブランドを投入

日産自動車株式会社 (本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は9日、これまでインフィニティブランドのみを販売していた韓国市場へ、新たにニッサンブランドを投入すると発表した。

日産は、一年後を目処に同ブランドの販売を開始する予定で、 最初のラインアップとして、先月北米で発売した新型クロスオーバー「ローグ」、中型クロスオーバー「ムラーノ」、中型セダン「アルティマ」の3車種を投入する。

ニッサンブランドの販売網については、既存のインフィニティとは別に新たなネットワークを立ち上げる予定であり、今後数ヶ月のうちにディーラーの選定を開始する。

日産の一般海外市場事業を担当する常務執行役員のコリン ドッジは、「韓国市場ではインフィニティの販売が好調であり、ラグジュアリーブランドの一つとしての地位を急速に築いている。同市場では、輸入車の需要が高まっており、今がニッサンブランドを導入する最適なタイミングであると考えている。韓国のお客さまの目も厳しく、高い品質や優れたデザインへの期待が大きい。 最上級のサービスとお求めやすい価格での商品提供によりお客さまの要望に応えていくことが、日産ブランドの成功につながると信じている。」と語った。

また、韓国日産社長のグレゴリー フィリップスは「ニッサンブランドの投入に向け、韓国のお客さまの嗜好を調査するために、プロジェクトチームを立ち上げ調査してきた。インフィニティブランドでの成功を参考としながら、ニッサンブランドを韓国市場でリーディングブランドに育てていきたい。」と語った。

日産は2005年より韓国でインフィニティモデルの販売を行っており、ニッサンブランドの投入によりさらに幅広いお客さまのニーズに応えていく。

以 上