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日産自動車、アショック レイランド社とインドでの小型商用車の合弁包括契約に調印

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)とインドのアショック レイランド社(本社:インド チェンナイ市 共同会長:ディラージ ヒンドゥージ、以下AL)は29日、インドにおける小型商用車(以下 LCV)の合弁会社設立に関し、合弁包括契約に調印した。設立される合弁会社は、車両製造会社、パワートレイン製造会社、研究開発会社の3社で、日産、AL両ブランドの生産・開発を行なう。両社はこの3社の設立に向けて、合わせて5億ドル(約571億円)の投資を行なう見込みである。両社は、本年8月に合弁会社設立に向けた検討を開始することに合意し、様々な分野における検討を進めていた。各合弁会社の事業概要は以下の通り。

車両製造会社:
インドにおける日産及びALのLCV車両製造の独占権を持ち、ALが株式の51%、日産が49%を保有する。2010年には生産を開始し、新型「アトラスF24」トラックを始め、車両総重量2.5〜8.0トンの小型商用車の生産を行なう予定。中期的には、輸出を含めて年間100,000台以上の生産を目指す。

パワートレイン製造会社:
インド国内向け及び輸出向けLCV搭載用のエンジンや他のパワートレイン部品の製造を行なう。日産が株式の51%、ALが49%を保有する。

研究開発会社:
インド国内と海外向けの商品、パワートレイン開発を行ない、日産、ALともに50%の株式を保有する。開発された製品は日産、ALの両ブランドにて販売される。所在地はチェンナイとなる。

上記3社に加え、両社は販売ネットワークの分野でも提携の可能性を検討している。日産はインド国内におけるALの販売網活用を検討し、ALはインド国外の市場で日産販売網の活用を検討中である。また、部品調達の分野でも相乗効果を検討していく。

 

注:為替レートについては最近の為替相場、1ドル=114.2円をもとに換算した。

以 上