日産自動車、タイにて新型ピックアップトラックの輸出を開始

現地製フロンティア ナバラを120カ国向けに輸出

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)のタイ現地子会社であるサイアムニッサンオートモービル会社(SNA)は19日、タイで記者会見を行い、現地で生産する新型ピックアップトラック「フロンティア ナバラ」の本格輸出開始を発表した。出荷先は、アジア、中南米、中近東、アフリカの120カ国に及ぶ。

タイ ラムチャバン港

SNAのティエリ ビアデュ社長は同記者会見において、「SNAは、日産のタイにおける55年の歴史を経て、この度グローバルな生産・輸出拠点として新たなステップを迎えた。世界120カ国を超える市場に向けて、幅広い仕様・要件に対応すると共に最高品質のピックアップトラックを世界のお客さまに提供していく。」と語った。

「フロンティア ナバラ」は、2007年9月下旬より段階的に輸出を開始しており、2007年度末には約2万台の輸出を計画している。さらに、2010年度には年間輸出台数を4万5千台以上とする予定である。

同車の生産はSNAのバングナ・トラッド工場にて行う。同工場では、「フロンティア ナバラ」、「フロンティア」、「ティアナ」、「ティーダ(セダン、ハッチバック)」を生産しており、生産能力は14万台/年である。 バングナ・トラッド工場では、日産がグローバルに展開する日産生産方式(NPW : Nissan Production Way)の他、多種の生産にもフレキシブルに対応できるNIMS(Nissan Integrated Manufacturing System)を採用している。

以 上