メキシコ日産、輸出累計200万台を突破

アグアスカリエンテス工場操業25周年

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)の現地子会社である、メキシコ日産株式会社(本社:メキシコ メキシコシティ、社長:宮谷正一)は、メキシコからの累計輸出台数が11月12日で200万台を突破したと発表した。200万台目は、クエルナバカ工場で生産されたロシア市場向け「ティーダハッチバック」(ボディカラーはレッド)であった。

メキシコ日産は1972年に生産車両の輸出を始め、中南米諸国へ出荷された620台の「ピックアップ(日本名:ダットサン)」が最初の輸出であった。その後、1992年には、カナダに「ツル(日本名:サニー)」を、95年には米国に向けて「セントラ(日本名:サニー)」の輸出を開始した。また日本へも93年から97年にかけて「ツバメ(日本名:AD)」が総計30,984台出荷された。

2002年には、累計輸出台数100万台のマイルストーンを30年かけて達成しており、その後わずか5年間で200万台を達成したこととなる。輸出増加の要因の一つとして、昨年6月に出荷を開始した米国向け「ヴァーサ(日本名:ティーダ)」、並びに本年4月に始まった、欧州向け「ティーダ」の輸出があげられる。メキシコ日産では現在、欧州17カ国に加え北米及び中南米35カ国、計52カ国へ輸出を行なっている。

また、翌13日には、メキシコのアグアスカリエンテス工場が操業25周年を迎えた。同工場は1982年11月13日にアルミ鋳造工場として操業を始め、現在メキシコ国内における日産車生産の65%を占めている。2007年6月には累計生産200万台を突破し、2007年には35万台を超える生産を予定している。アグアスカリエンテス工場には車両組立工場のみならずエンジン工場もあり、エンジン工場は1983年に操業開始し、2007年2月には、累計生産600万基を超えている。

以 上