日産自動車、アジア各地におけるデザインイベントを終了

 


日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、昨年夏からアジア各地で行ってきた同社のデザインイベント「日産デザインフォーラム"イマジネーションファクトリー"」を、最終開催地の香港にて終了した。

本イベントは、アジア各地の自動車デザイナーを目指す学生の目標実現の一助となること、また、これまで自動車デザインに触れる機会が少なかった一般の方にも広く自動車デザインについて広めたいという思いから開催してきたものである。

シリーズ最初の開催国であるシンガポールを皮切りに台湾、中国、マレーシア、フィリピン、タイ、香港の計7ヵ所で実施され、延べ2,000人の学生がイベントに参加した。

日産のデザイン本部でグローバルマネジメントを担当する國本恒博部長は、「各地でのイベントを通じ、多くの学生やお客さまに日産デザインに触れていただき、大変光栄です。私たちにとっても、若い世代の自動車デザインに対する熱い思いを肌で感じることができる貴重な機会となりました。イベントに参加した学生達には、デザインに対する熱意を持続し、自動車デザイナーになるという夢を実現させ、是非活躍してもらいたいと思います。」と語った。

今回の一連のイベントは、アジアにおける日産の販売拠点ならびに現地の教育・デザイン関連機関の協力を得て実現したもので、このような広域での開催は自動車業界でも他に類を見ないものである。

イベントのハイライトは以下の通り。

 

デザインパネル、1/4サイズモデルの展示
実際に自動車デザインに使われている様々なツールや、実車の1/4サイズモデルを使って日産のデザインに対する考え方や日々のデザイン活動、最新デザインの紹介を行った。メディア、学生、一般のお客さまに会場を公開。

デザインフォーラム展示の模様
2006年8月 シンガポールにて

 

日産デザイナーによるプレゼンテーション
世界各地のデザインスタジオで活躍するデザイナーが、日産デザインのグローバル組織、フィロソフィー、デザインプロセス等についてプレゼンテーションを実施。

プレゼンテーションを行う日産デザインヨーロッパ(英国)の Alfonso Albaisa VP
2006年8月 シンガポールにて

 

現地デザイナーとのパネルディスカッション
他業界で活躍する現地デザイナーと日産デザイナーが、「機能的デザインと情緒的デザイン」などをテーマにパネルディスカッションを実施。業種・文化を超えて、自国のデザインアイデンティティとは何かを議論。

パネルディスカッション風景
2007年5月 台湾にて

 

クレイモデリングのデモンストレーション
経験豊富な日産のクレイモデラーが、1/4サイズモデルを使用し、デモンストレーションを実施。デザイナーのスケッチをベースにクレイモデル製作に至るまでのプロセスをレクチャーした。学生たちによる体験クレイモデリングも人気を集めた。

デモンストレーションを行う日産デザイン本部 クレイモデラー大津 修一氏
2007年12月 香港にて

 

学生のワークショップ
工業デザイナーを目指す現地学生が、「2030年のクルマ」など、所定のテーマに基づき準備したデザインをプレゼンテーション。環境性能を取り入れた構想など、ユニークな学生の提案に対し日産のデザイナーがコメントし、意見交換を行った。

学生のワークショップ
2007年11月 タイにて

 

* 日産デザインフォーラムに関する詳細は日産グローバルHP(http://www.nissan-global.com/JP/DESIGN/)にて
 ご覧頂けます。

以 上