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ルノー・日産アライアンス、オレゴン州政府とゼロ・エミッション車に関するパートナーシップを締結

RENAULT NISSAN

ルノー・日産アライアンスはロサンゼルスにおいて19日、オレゴン州で電気自動車(EV)の充電網を構築し、ゼロ・エミッションモビリティを推進するために、オレゴン州政府と新たなパートナーシップを結ぶと発表した。本パートナーシップには、同州の電力会社であるポートランド・ジェネラル・エレクトリック社(PGE)も参加し、利用しやすく信頼性の高い充電施設網を整備していく。

日産およびルノーの社長兼CEOであるカルロス ゴーンは本年5月、ゼロ・エミッション車(ZEV)で世界のリーダーになるというルノー・日産アライアンスとしてのコミットメントを表明した。日産は、5ヵ年経営計画の日産GT 2012の期間中、EVを2010年に米国および日本に投入し、2012年度にはグローバルに量販を開始する予定である。

社長のゴーンは、「本パートナーシップは、オレゴン州において信頼性の高いゼロ・エミッションモビリティを提供するための大きな一歩である。私たちは、消費者が電気自動車を魅力的で、かつ地球にやさしい選択肢のひとつとすることができるよう、協力して環境整備を行っていく。」と述べた。

オレゴン州のクロンガンスキー知事は、「本日の発表は、環境にやさしい未来と地球温暖化対策に対する州の取り組みにより経済機会が生み出されるということを証明するものである。オレゴンは日産を歓迎する。環境にやさしい新たな自動車技術へ移行していく上で、その先頭を行く活動のサポートができることをうれしく思っている。日産およびPGEとのパートナーシップにより、私たちは、消費者の電気自動車への乗り換えが可能なる、信頼性が高く一貫性のある燃料補充インフラの整備のため協力して活動を行っていくことができる。」と述べた。

日産は、本パートナーシップの一環として、オレゴン州へEVの供給を行い、充電網の普及計画の策定のために同州と協力していく。一方、オレゴン州は、同州運輸局と連携し、充電スタンドの仕様を開発し、地方都市政府や電力会社などの団体が利用するサプライヤーとの合意に向けた話し合いを行い、EV充電網の設置、運営、管理を進めていく。

クロンガンスキー知事のリーダーシップの下、オレゴン州と日産は、EV充電網構築のためPGEと協力して活動を行っている。PGEは、同社が行っているプラグイン車のイニシアティブの一環として、モデルとなる充電網の開発のみならず、インフラのVehicle-to-Grid (V2G)* に関連する技術へのニーズを把握することにより、オレゴン州における運輸上およびエネルギー上の課題に対し革新的なソリューションを模索している。PGEは過去数ヶ月の間に、ポートランド市およびセーラム市に、数十台のクルマの充電が可能な充電スタンド6基を設置した。今後もさらに設置箇所を増やしていく予定である。

ルノー・日産アライアンスは、すでにイスラエル、デンマーク、ポルトガル、神奈川県およびフランス電力公社「EDF」と協力し、ZEVに関するイニシアティブを開始している。さらに、米国では、テネシー州およびテネシー川流域開発公社(Tennessee Valley Authority: TVA)等の諸団体と、テネシー州中部におけるゼロ・エミッションモビリティー推進のためパートナーシップを締結している。

ポートランド・ジェネラル・エレクトリック社は、オレゴン州ポートランド市に本社を置く総合的な電力会社である。オレゴン州の81万4,000の世帯、企業等に電力を供給している。

* Vehicle-to-Grid (V2G): 電力需要の低い夜間に電動車両を充電し、昼間にその電力の一部を電力会社に戻すという、車と電力会社が双方向で電力を共有する仕組み

以 上