今後の国内生産体制について

NISSAN KJAER

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は8日、ベトナムにおける合弁会社「ベトナム日産会社」(NVL)の設立を発表した。現地パートナーはデンマークに本社を置くKjaer Group A/S*(Kjaer:ケア)であり、NVLは12月中に営業を開始する。

日産の一般海外市場(GOM)担当常務執行役員のコリン ドッジは、「ベトナムは成長機会のある新興市場であり、日産は現地生産も視野に入れている。NVL設立によってベトナム市場での経験が豊かなKjaerと共に、現地のお客さまが求める商品を提供していきたい。」と語った。

Kjaerの元CFOであり、この度NVLの社長となったフレミング エルタンは、「NVLは、ベトナムのお客さまに対してユニークで革新的な商品と価値を継続的に提供すべく、今後ディーラー網の確立に注力する。また、長期的な成長計画に基づき、現地生産についても今後検討を進めていく。」と語った。

日産は2007年、Kjaerの連結子会社であり、日産の現地販売会社であるモーターケア社を通じ、ティーダ、エクストレイル、ピックアップ等を含む518台の日産車をベトナムにて販売した。 NVLは11月中旬にベトナム政府より完成車輸入権を取得し、今後完成車及びスペアパーツ、アクセサリーパーツの配給を開始する。また、2009年には数モデルの新型車の投入を検討中である。

*Kjaer Group A/Sについて
1962年に創立されたデンマークの自動車配給サービス企業。主に新興国を対象として自動車配給事業を展開している。日産の他国での配給事業も担っており、現在、他ブランドの配給も合わせると世界133ヵ国でサービスを提供しているグローバル企業である。

以 上