日産自動車「エコプロダクツ2008」出展概要

日産自動車株式会社（本社：東京都中央区銀座 社長：カルロス ゴーン）は、東京ビッグサイトにて開催される「エコプロダクツ2008」に電気自動車の実験車両を展示し、日産が考える電気自動車による魅力ある未来の生活を提案する。あわせて、クリーンディーゼルの試乗車を出展する。エコプロダクツ2008は、日本最大級の環境展示会で、12月11日から13日まで開催される。

電気自動車　実験車両

エクストレイル 20GT

日産は、ゼロエミッション車のリーダーとなることを目指し電気自動車の開発を推進しており、2010年に日米で専用設計の電気自動車を投入する。本展示会では電気自動車の実験車両を展示すると共に、電気自動車が普及した魅力ある未来の街のジオラマとイラストを展示する。さらに電気自動車の重要な要素技術であり、日産が他社に先駆けて開発を進めてきたリチウムイオンバッテリーの展示も行う。

日産は、電気自動車の他にもエンジンを搭載した車両のクリーン化にも力をいれており、世界で初めて日本の厳しい排出ガス規制「ポスト新長期規制」に対応したクリーンディーゼルエンジンを展示する。本エンジンはその高い環境性能が評価され、エコプロダクツ大賞の「エコプロダクツ部門国土交通大臣賞」を受賞した。
さらに、クルマだけではなく人・交通環境の側面からもCO₂削減に取り組んでいる。その一つとして今回、同社のカーナビゲーション向け情報配信サービス「カーウイングス」を活用した燃費向上の取り組みが、昨年度の「エコサービス部門国土交通大臣賞」に引き続き、「エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞」を受賞した。この受賞は、能動的に交通環境に働きかけ、ドライバーの運転方法の改善を促し、実用燃費の大幅な向上を達成している点が高く評価されたものである。

カーウイングス「あなたもエコドライブ」

授賞式及び事例発表は、「エコプロダクツ2008」の会期初日の12月11日に会場内の環境コミュニケーションステージにて行われる予定である。日産の展示物の詳細は、以下のURLに掲載される。
http://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/

出展内容と本展示会の概要は以下の通り。

＜出展概要＞

• １．車両、技術展示
  • 電気自動車　実験車両
    2010年に全く新しいデザイン、車体で日米に投入する電気自動車の実験車両を一般向けの展示会としては初めて展示する。
  • 日産が提案する、EV（電気自動車）のある生活像
    クリーンエネルギーの活用や、パーク＆ライド、非接触充電など、電気自動車が普及することでより魅力的に変わる生活が織り込まれた未来の街をジオラマおよび映像で提案する。
  • クリーンディーゼル
    世界で初めて日本の厳しい排出ガス規制「ポスト新長期規制」に適合し、「エクストレイル」に搭載している高い環境性能、クラストップの高出力、最大トルクを発生する「M9R」エンジンのカットモデルと解説パネル、映像を展示する。
  • ＣＶＴ（無段変速機）
    日産が早くから開発に取り組み、グローバルに幅広い車種で採用を拡大しているCVT（Continuously Variable Transmission）は、スムーズで滑らかな変速を行う無段変速機である。
    従来のATのようなエンジン回転数の山や谷がなく、常に燃費のよい回転数をキープしながら走行することできるため、無駄がなく、従来のATに比べ、約10％の燃費向上を実現している。
    そのＣＶＴ開発の取り組みと、さらなる燃費向上の取り組みの解説パネルと映像を展示する。
  • 「カーウイングス」のエコ運転アドバイス
    日産のカーナビゲーション向け情報配信サービス「カーウイングス」のサービスを活用し、エコ運転を支援する取り組みをデモンストレーションで紹介する。本デモンストレーションでは、クルマから送信される車両情報をもとに燃費の傾向やランキングをカーナビに表示する機能「あなたもエコドライブ」をはじめ、WEBと連動した「愛車カルテ」などエコ運転支援サービスについての紹介を行なう。
• ２．エコカー試乗会
  
  • 展示会入場者向けに、クリーンディーゼルエンジン搭載の「エクストレイル20GT」の試乗会を実施する。

＜エコプロダクツ200８ ［第10回］　開催概要＞

＜第５回エコプロダクツ大賞表彰式＞

以　上