日産自動車、ブラジルで「リヴィナ」フレックスフューエル車の生産を開始

− グローバルモデルでアライアンス工場の生産を拡大 −

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)は12日、ブラジルで「リヴィナ」ハッチバックの生産を開始した。「リヴィナ」は、同国サン・ジョゼ・ドス・ピニャイス市にあるルノー・日産アライアンスの工場で生産される最初の乗用車である。ブラジル製の「リヴィナ」は、どのようなエタノール混合率でも走行可能な日産初のフレックスフューエル車となる。

ブラジルでの販売開始は2009年3月で、1.6リッター「K4M」エンジン搭載のマニュアルトランスミッション車、および1.8リッター「MR」エンジン搭載のオートマチック車が設定される。

アライアンス工場で生産される日産車は、ルノー・日産アライアンスが開発したグローバルな品質評価基準であるAVES (Alliance Vehicle Evaluation Standard)を採用し、高い品質レベルを確保している。これは、AVESマスターと呼ばれる資格取得者が、お客さまの視点で設定した300以上の評価項目について車両を評価するものである。

ブラジル日産は、「リヴィナ」の投入など車種の拡大と販売網の増強により、ブラジル国内でのプレゼンスを高めていく。年内には、7人乗り3列シートMPVである「グランド リヴィナ」も、現地生産・販売を開始する予定である。

グローバルモデル
「リヴィナ」ハッチバックは、MPV「グランド リヴィナ」やスポーツハッチバック「リヴィナ C-Gear・X-Gear」とともに、グローバルに成長市場で生産・販売されている「リヴィナ」シリーズの1モデルである。ブラジルは、中国、インドネシア、台湾、南アフリカ、マレーシア、フィリピンに次いで、7カ国目の同シリーズ生産国となる。2006年以降、累計で約20万台の同シリーズが販売されており、中国からは「リヴィナC-Gear」がエジプトに輸出されている。

「リヴィナ」シリーズは、室内空間、パフォーマンス、デザインのバランスの良い組み合わせが評価されており、中国で「2007年 世界で最も美しいクルマ賞(MPV部門)」、南アフリカで「2008年 ベストMPV/ステーションワゴン」、インドネシアで「2008年 カー・オブ・ザ・イヤー(小型モノコックMPV部門)」などを受賞している。

以 上