不運の日産ティーダ、2台ともポイント圏外

中国ツーリングカー選手権 第5戦レースレポート

11月8日 上海F1サーキット
中国ツーリングカー選手権(CTCC)第5戦が中国・上海市の上海F1サーキットで開催された。東風日産ギアスポーツチームより1600ccクラスレースに出場した2台の日産ティーダは、それぞれリタイヤとなった。

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レースウィークの週末は、11月にもかかわらず気温が28度前後にもなり、午前中に雨が降ったこともあって蒸し暑くなった。

決勝レースは、トラブルなくクリーンにスタートした。予選6位からスタートした#2ティーダの林立峰は、1周目のコントロールラインを#3KIAセラート、#4KIAセラート、#9HAIMA 3に次ぐ4位で通過。郭海生の#1ティーダが8位でそれに続いた。しかし、直後の2周目、最終コーナーで抜きにかかった上位車が郭の目前でスピン。それを避けきれなかった郭は左前部をヒットし、リタイヤとなった。

一方の#2ティーダの林は、序盤からペースを上げ、一時#9HAIMA 3と3位争いを展開した。しかし、同車と接触した直後からハンドリングに変化が現れ、順位も5位にまで下がってしまう。林はなんとかマシンをだましながら周回を重ねたが、8周目の最終コーナーで痛恨のスピン。タイヤバリアに左前部をヒットして、ピットに戻った。しかし、破損状況は思いのほか深刻で、時間内の修復は不可能と判断し、リタイヤすることとなった。

レースは28周目に発生したクラッシュにより赤旗中断となり、その後そのまま終了した。優勝は#3KIAセラートであった。

*中国ツーリングカー選手権(China Touring Car Championship:CTCC)
中国で行われているツーリングカーレースで、2008年まではCCC(中国サーキット選手権)のシリーズ名称だった。1600ccクラスに2台のティーダで出場する東風日産ギアチームに日産/ニスモが技術支援を行っている。本年のチャンピオンシップは、上海F1、上海天馬、北京、広東のサーキットで計6戦が予定されている。

<関連情報> 日産モータースポーツ

以 上