日産ティーダ、シリーズ2位に

中国ツーリングカー選手権 第6戦レースレポート

12月6日 広東サーキット
中国ツーリングカー選手権(CTCC)第6戦が広東サーキットで開催された。東風日産ギアスポーツチームより1600ccクラスレースに出場した2台の日産ティーダは、2位と7位でフィニッシュ。ドライバーの林立峰がシリーズ2位に、チーム部門では東風日産ギアスポーツチームが同様にシリーズ2位となった。

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2009年のCTCC最終戦の舞台となったのは、日産ティーダを生産・販売している東風日産の本社および組立工場がある広東省広州市郊外の広東サーキット。中国国内6番目の四輪車レース用サーキットとして完成したばかりで、今回のレースがサーキットのオープニングイベントとなった。

外気温23度、路面温度33度と暖かい晴天のもと、華やかなオープニングセレモニーに続いて決勝レースがスタートした。#2ティーダの林は予選6位、チームメイトの#1ティーダの郭海生は9番グリッドからレースを開始した。しかし、序盤の3周目に#5 VWポロがスピンしコース上にストップし、早々にセイフティカーランとなった。再スタート直後に先頭を走っていた#12 HYUNDAIエラントラを2位の#6 VWポロが抜いてトップが交代。#2ティーダと#1ティーダはそれぞれ4、5位を走っていたが、レース再開後に#1ティーダは#4 KIAセラートと接触し13位まで順位を落とした。

一方、#2ティーダは17周目の第一コーナーで#9 HAIMA3をかわし3位へと順位を上げた。#1ティーダは21周目に#3 KIAセラートを抜いて9位へと挽回。さらに22周目には8位に順位を上げた。レース終盤の25周目には、#2ティーダは#12 HYUNDAIエラントラをとらえて、ついに2位となった。#1ティーダも7位まで順位を上げてフィニッシュ。日産ティーダは、ホームイベントで2台ともポイント圏内でレースを終えた。

*中国ツーリングカー選手権(China Touring Car Championship:CTCC)
中国で行われているツーリングカーレースで、2008年まではCCC(中国サーキット選手権)のシリーズ名称だった。1600ccクラスに2台のティーダで出場する東風日産ギアチームに日産/ニスモが技術支援を行っている。本年のチャンピオンシップは、上海F1、上海天馬、北京、広東のサーキットで計6戦が行われた。

<関連情報> 日産モータースポーツ

以 上