日産自動車のデザインする「EVのある生活」が「2010年度グッドデザイン賞ベスト15」を受賞

ジューク、マーチ、エルグランドも併せてグッドデザイン賞を受賞
日産自動車のデザインする「EVのある生活」が「2010年度グッドデザイン賞ベスト15」を受賞

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は29日、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する2010年度グッドデザイン賞において、同社の"電気自動車「日産リーフ」の普及およびゼロ・エミッション社会の推進のための包括的な取り組み"が、「グッドデザイン賞ベスト15」ならびに、その時代を最も象徴するデザインに与えられる「グッドデザイン大賞」の候補(11月10日発表)に選出されたと発表した。

日産リーフ

「日産リーフ」

「日産リーフ」は、"Smart Fluidity(スマート・フルディティ)"をデザインコンセプトとし、最高の空力と風音性能を実現するボディと、コンパクトな新型リチウムイオンバッテリーをフロア下に配置した、革新的で独創的な世界初の量産型電気自動車(EV)である。エクステリアは、V字型の特徴的な低いフロント・エンドに、大型LED式ヘッドランプと充電ポートを配し、一目で日産のEVと判る個性的で上品なスタイリングと���た。インテリアは、運転者を24時間サポートするEV専用の高度なITシステムや、パソコンのマウスのように軽い操作感の電動シフトレバーなど先進電子デバイスを採用し、モビリティの新しい可能性を感じさせる未来的なデザインを表現した。

今回の受賞は、車両そのもののデザインに留まらず、持続可能なゼロ・エミッション社会を推進することを目指し、政府・地方自治体、電力会社等とのパートナーシップ締結、リチウムイオンバッテリーの生産、バッテリーの二次利用、クルマへのリサイクル材の使用、内製急速充電器の生産・販売、充電インフラの整備、他社との充電方式の標準化推進など、「EVのある生活」をデザインする、という同社の包括的な取り組みが高く評価された。

なお、同取り組みのほか、ジューク、マーチ、エルグランドといった同社が今年度発売した新型モデル3車種も併せてグッドデザイン賞を受賞した。ジュークはSUVのタフさとコンパクトスポーツカーの俊敏さを併せ持った斬新で躍動的なエクステリア、マーチは初代から続くDNAであるフレンドリーさを継承しつつ、逞しさとスポーティさを増したデザイン、そしてエルグランドは最高級ミニバンにふさわしい存在感あふれるスタイリングが、それぞれ評価されている。

日産は、デザインを通じてより強いブランドを構築することを目指し、グローバルにデザインの開発力向上に取り組んでいる。現在、日産のデザイン施設は、国内に2拠点(厚木、原宿)、米国に1拠点(サンディエゴ)、英国に1拠点(ロンドン)あり、様々な文化的背景を持つスタッフがデザイン活動に従事している。

*グッドデザイン賞は、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度である。同制度は、デザインの美しさを競うだけでなく、デザインの持つ力を通じて人々の豊かな生活と産業の健全な発展を導くことを目的としているものであり、企業やデザイナーから例年3,000件を超える出展があり、デザインの新しさや高度さ、価値観の創造や社会貢献など総合的な見地から評価される。

<関連URL>
「リーフ」WEBカタログ http://ev.nissan.co.jp/
「ジューク」WEBカタログ http://www.nissan.co.jp/JUKE/
「マーチ」WEBカタログ http://www.nissan.co.jp/MARCH/
「エルグランド」WEBカタログ http://www.nissan.co.jp/ELGRAND/

以 上