日産自動車株式会社は26日、2010年10月度の生産・販売・輸出実績をまとめた。
1.生産
10月度
- グローバル生産は、363,227台(対前年同月比+11.6%)と前年実績を上回り、10月として過去最高を記録した。
- 国内生産は、エコカー補助金終了の反動による台数減が影響し、87,215台(同-12.0%)と前年実績を下回った。
- 海外生産は、276,012台(同+21.9%)と前年実績を上回り、単月として過去最高を記録した。
- 米国は、SUVおよびトラック系車種の台数増により、47,280台(同+1.4%)と前年実績を上回った。
- メキシコは、「ティーダ」をはじめとする全ての車種が台数増となり、52,276台(同+27.0%)と前年実績を上回った。
- 英国は、新型車「ジューク」の純増が貢献し、40,355台(同+1.7%)と前年実績を上回った。
- スペインは、主に「プリマスター」、「NV200」の台数増が貢献し、11,178台(同+97.3%)と前年実績を上回った。
- 中国は、主に新型「マーチ」の純増および「キャシュカイ」の台数増により、84,686台(同+17.0%)と前年実績を上回り、10月として過去最高を記録した。
- その他の地域は、新型「マーチ/マイクラ」の生産を開始したタイおよびインドでの台数増が大きく貢献し、40,237台(同+92.5%)と前年実績を上回った。
2.販売
10月度
- グローバル販売は、319,330台(対前年同月比+11.4%)と前年実績を上回り、10月として過去最高を記録した。
- 軽自動車を含む国内販売は、33,626台(同-24.1%)と前年実績を下回った。
- 国内登録は、新型「エルグランド」(8月フルモデルチェンジ)、新型「マーチ」(7月フルモデルチェンジ)、新型車「ジューク」(6月販売開始)が健闘したものの、エコカー補助金終了の反動や「セレナ」のモデル切り替えによる台数減が影響し、25,369台(同-30.6%)と前年実績を下回った。
- 軽自動車は、「ルークス」(2009年12月販売開始)の純増により、8,257台(同+6.6%)と前年実績を上回った。
- 海外販売は、285,704台(同+17.9%)と前年実績を上回り、10月として過去最高を記録した。
- 米国は、主に「アルティマ」、「ローグ」、「フロンティア」の好調により、69,773台(同+16.1%)と前年実績を上回った。
- 欧州は、10月に販売開始した新型車「ジューク」の純増、およびロシアでの販売回復が大きく貢献し、49,366台(同+10.6%)と前年実績を上回った。
- 中国は、新型「マーチ」の純増および「ティアナ」、「キャシュカイ」の好調により、83,681台(同+16.6%)と前年実績を上回り、10月として過去最高を記録した。
- その他の地域は、主に新型「マーチ/マイクラ」を投入したタイ、インドの販売増が貢献し、59,197台(同+31.7%)と前年実績を上回った。
3.日本からの輸出
10月度
- 輸出は、63,749台(対前年同月比+12.4%)と前年実績を上回った。
- 北米向けは、主に新型車「ジューク」の純増および「インフィニティGシリーズ」、「ローグ」の台数増により、39,560台(同+27.4%)と前年実績を上回った。
- 欧州向けは、主にロシア向けモデルの台数増により、5,935台(同+17.6%)と前年実績を上回った。
以 上