日産自動車、2012年度第1四半期決算を発表

-当第1四半期の営業利益は1,207億円-
2012年度第1四半期決算発表

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は26日、2012年度第1四半期(4月〜6月の3ヵ月間)の決算を発表し、営業利益は、1,207億円(15億USドル、11.7億ユーロ)となりました。

営業利益は前年同期比20%減少しましたが、その要因としては、現在も続く歴史的な円高の影響や、新型車種の投入サイクルの関係により、特に北米で一時的に販売費が増加したことなどが挙げられます。また、東日本大震災によって、業界全体が受けた供給不足の影響が解消されたことで、正常な販売の競争環境に戻ったこともその一因です。

第1四半期のグローバル販売台数は、前年同期比14.6%増の1,210,000台となりました。グローバル市場占有率は0.4ポイント増の5.9%となりました。

社長のカルロス ゴーンは、「日産は第1四半期、厳しいマクロ経済の環境の中でも一定の業績を上げています。日産の革新的なクルマへの需要は今まで同様に高く、さらに今後も魅力的な商品の投入が予定されています。私たちは引き続き、通期業績予想の達成に向けて、着実に前進していきます」と述べました。

第1四半期の売上高は前年同期比2.6%増の2兆1,364億円(266.4億USドル、207.8億ユーロ)となりました。また、経常利益は1,115億円(13.9億USドル、10.8億ユーロ)、当期純利益は723億円(9億USドル、7億ユーロ)となりました。

日産は、第1四半���も、グローバルで商品ラインアップを拡大し、ブランドパワーおよびセールスパワーの強化を目指した中期経営計画「日産パワー88」を遂行してきました。本計画のもと、第1四半期には、米国に「アルティマ」、日本に「NV350キャラバン」を投入しました。

第2四半期以降は、ニッサン、インフィニティ及びヴェヌーシアブランドの主力車種を含めた新型車を相次いで投入していきます。また、日産は、世界の主要な国際空港およびオンラインで、マルチメディアのグローバルブランドキャンペーン「WHAT IF_」を開始し、ブランドの認知度を向上させています。このように、商品投入とブランド戦略により、今年度の販売台数の増加を見込んでいます。

注1:本リリース中に記載されている米ドル及びユーロ表記は、便宜上の数値であり、2012年度第1四半期の平均レートである1ドル 80.2円及び1ユーロ 102.8円を使用しています。

以 上