日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は、フルモデルチェンジした 新型「ラティオ」を、10月5日より全国一斉に発売します。
同モデルは、日本やアメリカなどの成熟市場と、中国、タイ、インド、ブラジルなどの新興市場など、世界150カ国以上で販売するコンパクトセダン・グローバル戦略車として開発しました。フォーマルなエクステリア、広く快適な室内空間、高い環境性能と経済性など、世界各国でコンパクトセダンをお求めになる幅広いお客さまに共通するニーズを高次元で満たしたモデルです。
新興市場においては日産の成長を牽引する原動力となるとともに、アメリカにおいても多くのお客さまからご好評をいただき、これまでにグローバルで約50万台を販売しています。生産工場は、メキシコ、中国、タイ、インドと戦略的に配置することで高品質と高効率を両立し、日本で販売する新型「ラティオ」についてはタイで生産します。
日本においては、継続してセダンを乗り継いでおられる成熟した大人のお客さまや、法人の営業用車両として使用されるお客さまを中心に、1,200台/月の販売を目指します。
新型ラティオの主な特長は以下の通りです。
○フォーマルなエクステリア
5ナンバーセダンとして、水平基調の堂々としたサイドビューや、大きなヘッドランプやグリルを採用したフロントスタイルなど、存在感と上級感を際立たせたデザインとしました。
○広く快適な室内空間
エンジンルームの最小化、燃料タンクの最適配置などにより、1クラス上のセダン並の広い室内空間 (有効室内長)を実現しています。また、後席はゆとりのあるニールームと広い視界により、後席に座られるお客さまの快適性を高めています。トランクルームはVDA容量490Lを確保するとともに、トリム形状を工夫することで、荷物の積載性を向上させました。また、従来からご好評をいただいていた「乗り心地のよさ」をさらに磨き上げ、コンパクトセダンをお求めになる幅広いお客さまのニーズを高次元で満たしています。
○高い環境性能と経済性
・全車アイドリングストップ付きで、クラスNo.1低燃費
全車にHR12DEエンジンとアイドリングストップ、副変速機付きエクストロニックCVTを搭載。さらに、車両トータルで約70kgの軽量化(旧型比)を行い、空力性能に優れたボディ形状を採用することで、22.6km/L(JC08モード)というクラス*1No.1の低燃費を実現しています。また、「HR12DE」エンジンは、市街地走行においては、十分な加速性能を持ち、日常域での使い勝手に優れています。
・クラスNo.1低燃費の実現により、全車が75%減税対象
低燃費実現により、「平成27年度燃費基準+10%」を達成し、国土交通省の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」認定と合わせて、「エコカー減税」による減税措置で、自動車取得税及び自動車重量税が75%減税となります。
日産は、究極のエコカー「ゼロ・エミッション」とエンジン進化型エコカー「PURE DRIVE」*2を二本柱とした、CO2排出量の削減に取り組んでいます。アイドリングストップを搭載した新型「ラティオ」も「PURE DRIVE」の1モデルとなります。
<販売目標台数> 1,200台/月
<発表展示会> 10月 6日(土)〜8日(月)、13日(土)〜14日(日)
<全国希望小売価格(消費税込み)> | (単位:円) | ||||
---|---|---|---|---|---|
駆動 | グレード | エンジン | ミッション | 価格 | |
2WD | B | HR12DE | エクストロニックCVT (無段変速機) |
1,388,100 | |
S | 1,419,600 | ||||
X | 1,470,000 | ☆掲載写真車種 | |||
G | 1,698,900 |
<新型「ラティオ」の車両概要>
1.デザイン
力強く、流麗で上級感のあるエクステリアデザイン
- アスリートの筋肉のように研ぎ澄まされた、彫刻的なボディ断面
- 広い室内空間と、水平基調で流麗なシルエットを両立させたサイドビュー
- 力強く前を見据えるスポーティなフロントスタイル
- 「タイタニウムグレー(TM)」をはじめ、全6色のボディカラーを設定(TMはチタンメタリックの略)
広々とした魅惑的なインテリアデザイン
- 機能的に並んだパーツ類やシルバー加飾(X、Gに標準装備)
- 圧倒的な広さを演出する後席空間
- 美しいイルミネーションで高級感のあるファインビジョンメーター(X、Gに標準装備)
2.走行性能、環境性能、安全性能
エンジン・トランスミッション
- 全車にアイドリングストップを採用した1.2リッターエンジン「HR12DE」を搭載
- トランスミッションは、副変速機付きエクストロニックCVTを全車に採用
パッケージング
- ラジエターや燃料タンクのサイズやレイアウトを最適化し、アクセルペダルの位置を前出しする
など、メカスペースを最小限に抑えることで、1クラス上の広い室内空間を実現 - 後席は広いニールームと大きなセンターアームレストにより、快適な後席空間を実現
(リアセンターアームレストは、Gに標準装備) - 短いフロントオーバーハングと、見切りの良いボンネット形状により、ドライバーから見えない部分
を極力減らし、車両感覚のつかみやさを向上 - 大きなリヤガラスを採用し、リヤピラー形状を工夫することで、車庫入れや車線変更時の視認性を
向上 - ヘッドライトのリフレクターをより細かくすることで、より遠くまで明るく、路肩部分まで見えるように
照射範囲を拡大 - トランクルームの開口部の形状をスッキリさせ、荷物の載せやすさを向上。トランク容量は、VDA
容量 490Lを確保(9インチのゴルフバッグを4個収納可能)
空力性能・車両軽量化
- フロントバンパーやフロントピラー、ドアミラーに加えて、床下の形状を最適化し、トランクリッドを スポイラー形状化するなど、ボディ全体に空気抵抗を低減するデザインを採用(Cd値0.31)
- エンジンの軽量化やサスペンションやエキゾーストなど、細部まで形状や構造を見直すことで 軽量化を行い、旧型車に対して、車両トータルで約70kgを軽量化
<その他の主な安全、環境対応技術>
- 最適配光マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベライザー付き)
- 電動格納式リモコンカラードドアミラー
- バックビューモニター (ディーラーオプションナビ装着車のみ選択可)
- ハイマウントストップランプ
- VDC(ビークルダイナミクスコントロール[TCS機能含む])(Gに標準装備、X、S、Bに
メーカーオプション) - ABS(アンチロックブレーキシステム)+ブレーキアシスト
- フロントベンチレーテッドディスク式ブレーキ
- 高強度安全ボディ(ゾーンボディ)
- 運転席・助手席SRSエアバックシステム
- SRSカーテンエアバッグシステム(G、Xにメーカーオプション)
- 前席ロードリミッター付プリテンショナーシートベルト
- 全席ELR付3点式シートベルト
- 燃費表示機能
- 全車「平成27年度燃費基準+10%低減レベル」を達成
- 全車「平成17年基準排出ガス75%レベル」の認定を取得
- リサイクル可能率95%以上を達成 (「新型車のリサイクル可能率の定義と算出方法のガイドライン(1998年自工会)」に基づき算出 )
- 車室内VOC*を低減 *:Volatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)
- *1: 1.5リッター以下の4ドアセダン。ハイブリッド車を除く。(2012年8月現在 日産調べ)
- *2: PURE DRIVEとは、今までなかったワクワクを提供する日産のエンジン進化型エコカーラインアップです。いろいろなクルマ とエコ技術の組み合わせで、乗る人の毎日に、新しい経験や驚きを生み出していきます。
日産自動車の関連会社である株式会社オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:宮谷 正一)は、新型「ラティオ 助手席回転シート」を設定し、日産の販売会社を通じて10月5日より全国一斉に発売します。
「ラティオ 助手席回転シート」は、「ラティオ」がもつ「室内の広さ」と「乗り心地のよさ」に加えて「乗り降りの便利さ」を実現するために、助手席に回転シートを採用したモデルです。助手席回転シートは、助手席が手動で外側に回転し、スカートや和服でもスマートに乗り降りすることが可能になります。
なお、「ラティオ 助手席回転シート」は、「エコカー減税」による減税措置で自動車取得税及び自動車重量税が75%減税となります。
<全国希望小売価格(消費税込み)> | (単位:円) | ||||
---|---|---|---|---|---|
駆動 | エンジン | グレード | ミッション | 価格 | |
2WD | HR12DE | G 助手席回転シート | エクストロニックCVT | 1,782,900 | |
X 助手席回転シート | 1,554,000 | ☆掲載写真車種 | |||
エクストロニックCVT: 無段変速機 |
<関連動画>
以 上