韓国ラウンドで「GTNET ADVAN NISSAN GT-R」が2位表彰台

〜 スーパー耐久シリーズ第2戦 レースレポート 〜

5月25〜26日 インジェ・スピーディウム(韓国)
スーパー耐久シリーズ第2戦が韓国に新設されたインジェ・スピーディウムで開催され、GT3クラスに出場した#81「GTNET ADVAN NISSAN GT-R」(青木孝行/星野一樹/尾本直史)が第2レースで2位表彰台を獲得しました。

#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R

#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R

開幕戦が雪で中止となったスーパー耐久は、韓国でシリーズ第2戦を迎えました。通常の耐久レース形式と異なり、45分間のスプリントレース2回で争われる今大会には、日本から20台、韓国から11台のマシンが出場。日産勢はGT3クラスにNISSAN GT-Rが1台の参戦となりました。

#81 GT-Rは、青木の出場する第1レースで予選3位、星野の出場する第2レースでは、トップのマシンと同タイムの予選2位となりました。練習走行でマシントラブルが発生し十分にコース習熟時間の取れなかった星野でしたが、計測最終ラップでベストタイムを更新。「まだまだタイムを上げていけると確信していたので、もう少し時間があればトップタイムを塗り替えることができたと思うと悔しいです」と星野は予選を振り返りました。

マシントラブルによりピットスタートとなった第1レースは、青木の力走でスタートから3周で全体の7番手までポジションを上げましたが、レース中にスピンした他車と接触した際にマシントラブルが発生し、5周目にピットイン。レース復帰は難しく、そのままリタイアとなりました。

第2レースが始まるまでの約4時間でマシンの修復を終えたチームは、万全の状態で星野をコースへ送り出します。メカニックたちの努力に応えたい星野はスタートからトップのマシンに迫りますが、3番手のマシンの追い上げも激しく、トップ争いだけに集中することができません。レース終盤には何度もテール・トゥ・ノーズの2位争いが展開されましたが、最後までポジションを死守。2位表彰台を獲得しました。

青木孝行(#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R / 第1レース決勝リタイア)
「練習走行でほとんど走れず、ぶっつけ本番の予選になりました。決勝でも何とかピットスタートは出来たのですが、地元チームのクルマがスピンしたところにあたってしまい、マシントラブルが出てしまいました。もったいないレースだったし悔しいですが、星野選手がリベンジしてくれて良かったです」

星野一樹(#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R / 第2レース決勝2位)
「スタートで前に出て勝ちたいなと思っていたのですが、思っていたよりタイヤの疲労がきつくなってしまいました。今週末はいろんなことが起きていて、もしかしたらノーポイントで終わってしまう可能性もあったので、勝てなかったのは悔しいですがポイントを取れたことはシリーズを考えても大きいかなと思います」

<スーパー耐久シリーズ 第2戦 GT3クラス 第1レース>
PosNoMachineDriversTime/Behind
1 28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 F.ハイルマン 48'07.992
2 1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 M.モー 0.234
3 3 ENDLESS・ADVAN・PORSCHE 谷口行規 58.309
- 81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R 青木孝行 24Laps
<スーパー耐久シリーズ 第2戦 GT3クラス 第2レース>
PosNoMachineDriversTime/Behind
1 28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 J.レスター 47'03.039
2 81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R 星野一樹 17.353
3 1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 D.アン 18.245

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト

以 上