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ブランパン耐久シリーズ最終戦のニュルで、日産がPro-Amクラスのドライバー、チームでダブルタイトルを獲得

〜ブランパン耐久シリーズ 第5戦レースレポート 〜

  • 日産のゲーマー出身のドライバー陣がブランパン耐久シリーズでPro-Amチームタイトルを獲得
  • ルーカス・オルドネスはPro-Amクラスのドライバーズチャンピオンに
  • NISSAN GT-R NISMO GT3が初タイトル獲得

9月22日 ドイツ、ニュルブルクリンク
2013年ブランパン耐久シリーズの最終戦、ニュルブルクリンク1000kmが開催され、GT3マシンが世界で最も激しい戦いを繰り広げるこのシリーズにおいて、ニッサンGTアカデミー・チームRJNがPro-Amチームタイトルを獲得しました。さらにこの日の過酷な戦いの末に、ルーカス・オルドネスは、Pro-Amクラスのドライバーズチャンピオンに輝きました。

#35 NISSAN GT-R NISMO GT3

#35 NISSAN GT-R NISMO GT3

ニッサンGTアカデミー・チームRJN

注目は日産対フェラーリの対決に集まっていましたが、そのフェラーリはレース序盤で後退。一方、2台のNISSAN GT-R NISMO GT3を擁する日産勢は、モンツァからシルバーストン、ポール・リカール、スパ、そして今回のニュルブルクリンクとヨーロッパ中を戦い抜き、勝利やポディウムフィニッシュを重ねてきました。2013年のドライバーラインアップには、GTアカデミーのウィナーであるオルドネス、ヤン・マーデンボロー、ウォルフガング・ライプ、マーク・シュルツイスキー、ペーター・ピッツェーラ、スティーブ・ドハティ、そしてアレックス・バンコムという顔ぶれでした。

2011、2013年にはル・マン24時間でポディウムフィニッシュを達成し、既に輝かしいレーシングキャリアを築いているGTアカデミーの初代ウィナーのオルドネス。シルバーストンでの勝利に始まり、ドバイ24時間ではポディウムフィニッシュ、スパ24時間でも激戦の末にポディウムに上がるなど、抜群の速さを誇るオルドネスにとって、初めてのタイトルを獲得し、ついに頂点に立ちました。

「今日は本当に厳しい一日でしたが、数々のドラマが起きながらも、トップに立つことができました」とオルドネスは述べました。「日産、GTアカデミー、RJNモータースポーツのためにも、本当にうれしいです。厳しいレースでしたし、アレックス(バンコム)はすべてを的確にこなしていたので、彼のことを思うと胸が痛みます。我々は共に、またひとつ大きなステップを上がりました。日産と共にこれからも冒険を続けて行くことを楽しみにしています。みんなが喜んでくれて、僕もうれしいです!」

バンコムはドライバーズ選手権で4位、ピッツェーラは3位に入りました。レース序盤で大興奮のバトルを披露したバンコムは、総合8位に浮上。しかし、#32 NISSAN GT-R NISMO GT3はブレーキ交換のためにピットに入らなくてはならず、バンコムの挑戦はここで終わりました。スパでは12時間以上を1セットのブレーキで走り切りましたが、このニュルブルクリンクでは、多くのチームが、ブレーキトラブルに悩まされました。

「我々のゲーマー出身レーサーにとって、まさに真の成果となりました」と日産のディレクターオブグローバルモータースポーツ、ダレン・コックスは述べました。「ブランパン耐久シリーズは、GT3の選手権の中でも最も過酷なシリーズ。ゲーマー出身勢でPro-Amタイトルを獲得したことは、ドライバーだけでなく“日産ファミリー"全体の力です。関係スタッフひとりひとりの活躍を誇りに思います」

このニュルブルクリンク1000kmでは、SUPER GTで活躍する日本の星野一樹が初めてブランパン耐久シリーズのレースに挑戦しました。ニスモグローバルドライバーエクスチェンジの一環としてJRMレーシングから参戦した星野は、チームメイトのピーター・ダンブレック、スティーブン・ケーンと共に総合5位に入りました。

同日、英国のシルバーストンで行われたブリットカー1000kmでは、ニッサン370Zで参戦したアシュレイ・オールドフィールド、サルマン・アルカーター、トーマス・シェクターが総合8位に入りました。

<ブランパン耐久シリーズ 第5戦リザルト> Pro-Amクラス
PosNoMachineDriversLapsTime
1 71 Ferrari 458 Italia Ladygin/Shaitar/Ladygin 177 6:01:13.607
2 43 BMW Z4 Cerruti/Comandini 176 6:02:27.165
3 18 Mercedes SLS AMG GT3 Hummel/Jans/Christodoulou 175 6:00:52.485
4 5 McLaren MP4-12C Wauters/Dermont/Vervisch 175 6:01:31.221
5 123 Ferrari 458 Italia Lebed/Kruglik/Gianmaria 175 6:02:08.370
6 188 BMW Z4 Delhez/Albert 169 6:01:47.760
7 8 Porsche 997 GT3 R Riegel/Stursberg/Westbrook 168 6:01:14.941
8 35 Nissan GT-R Nismo GT3 Reip/Pyzera/Ordonez 155 6:00:55.941
9 32 Nissan GT-R Nismo GT3 Shulzhitskiy/Buncombe/Mardenborough 154 6:00:56.861
10 34 Porsche 997 GT3 R Dermont/Perera 150 6:01:11.942
<ブランパン耐久シリーズ 第5戦リザルト> Proクラス
PosNoMachineDriversLapsTime
1 84 Mercedes SLS AMG GT3 Schneider/Götz/Buhk 178 6:00:46.354
2 3 BMW Z4 Leinders/Buurman/Martin 178 6:01:04.652
3 11 McLaren MP4-12C Parisy/Leclerc/Soucek 178 6:01:29.075
4 90 Ferrari 458 Italia Skryabin/Bobbi/Guidi 178 6:02:10.648
5 23 Nissan GT-R Nismo GT3 Hoshino/Kane/Dumbreck 177 6:01:31.818
6 4 BMW Z4 Palttala/Moser/Catsburg 177 6:01:41.896
7 19 Mercedes SLS AMG GT3 Haupt/Ludwig/Simonsen 177 6:02:04.170
8 75 Porsche 997 GT3 R Soulet/Maassen/Hennerici 177 6:02:32.172
9 6 Audi R8 LMS Ultra Primat/Jarvis/Haase 177 6:02:37.175
10 72 Ferrari 458 Italia Zlobin/Move/Aleshin 177 6:01:11.942

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト

以 上