NISSAN GT-R NISMO GT3がワンツーフィニッシュを飾る

〜 スーパー耐久シリーズ第7戦(最終戦) レースレポート 〜

11月9日〜10日 オートポリス(大分県)
スーパー耐久シリーズ第7戦(最終戦)がオートポリスで開催され、GT3クラスに出場した#555「マッハGoGoGo車検GT-R」(玉中哲二/山野直也)が優勝を飾りました。また#81「GTNET ADVAN NISSAN GT-R」(青木孝行/星野一樹/尾本直史)も2位でゴールし、NISSAN GT-R NISMO GT3がワンツーフィニッシュを飾りました。

#555 マッハGoGoGo車検GT-R

#555 マッハGoGoGo車検GT-R

GT3クラス表彰台

GT3クラス表彰台

今大会は3時間レースとしての開催。9日に行われた公式予選の結果、#81 GT-Rがポールポジションを獲得。#555 GT-Rが2位につけ、GT-Rはフロントローを独占することとなりました。

10日は早朝に雨が降り、サーキットは濃い霧に包まれることとなり、朝に予定されていたフリー走行はキャンセルとなり、決勝レースも開催が危ぶまれました。13時40分にコースインが始まり14時から2時間の耐久レースがスタートすることになりましたが、セーフティカー(SC)先導は最低5周で、2回のドライバー交代の義務づけが確認されました。雨と霧の悪天候のために、いつレースが打ち切られてもおかしくないような状況のため、多くのチームが最初の2周で2回のドライバー交代を済ませることとなり、ピットは大混乱となります。

#555 GT-Rは山野、玉中、再び山野と交代。#81 GT-Rは尾本、青木、そして星野へと交代。悪天候、さらにクラッシュした車両のコースからの排除作業のために20周までに3回のSCランとなりましたが、この時点で#555 GT-Rがトップ、#81 GT-Rが4位になりました。23周終了と同時にSCランは解除となりバトル再開。#81 GT-Rの星野は25周目までに2台の車両をかわして2位に浮上し、#555 GT-Rの山野を追います。4秒近くあった2台の距離は2.5秒まで縮まりますが、周回遅れが絡んでくると再びその差は3秒に。雨が上がりコース上の水の量が減ってくると、星野と山野の最速ラップ更新合戦となりました。終盤に2台の差は2秒を切り接近しましたが、山野も星野との距離を守ってそのままの順序でチェッカー。チームとしては1年ぶりの優勝で、GT-Rは今季の耐久イベント初優勝をワンツーフィニッシュで飾ることとなりました。

ST-3クラスでは、#14「岡部自動車KYOSHIN計測Z33」(小松一臣/杉林健一/増田芳信)がファイナルラップの1コーナーで、チームメイトの#15「岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34」(長島正明/田中徹/田中哲也)をかわして2位でゴールしました。

山野直也(#555 マッハGoGoGo車検GT-R/決勝優勝)
「天候が良くなくて最初のSC5周でレースが打ち切りになるかもしれないということで、1周でピットインして玉中さんに交代して、次の周でまた僕に交代しました。ピットワークも決まっていい位置で隊列に戻ることができました。ウェットレースでは視界のいい前を走る方が有利ですし、ここはなかなか抜けないコース。ただオーバーテイクする際にコースアウトやクラッシュをしないよう神経を使いました。星野選手との駆け引きは難しかったですが、勝ててよかったです」

<スーパー耐久シリーズ 第7戦 GT3クラス>
PosNoMachineDriversTime/Behind
1 555 マッハGoGoGo車検 GT-R 玉中哲二/山野直也 2:01'44.114
2 81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R 青木孝行/星野一樹/尾本直史 1.775
3 28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 片岡龍也/J.レスター/F.ハイルマン 48.955
<スーパー耐久シリーズ 第7戦 ST-3クラス>
PosNoMachineDriversTime/Behind
1 80 PETRONAS TWS GS350 佐藤晋也/吉本大樹/脇阪薫一 2:02'06.422
2 14 岡部自動車KYOSHIN計測Z33 小松一臣/杉林健一/増田芳信 4.824
3 15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 長島正明/田中徹/田中哲也 5.053
4 34 asset テクノ Z34 佐々木雅弘/峰尾恭輔/下垣和也 6.249
5 5 岡部自動車メーカーズZ34 今村大輔/安宅光徳/白井剛 45.213
7 35 asset テクノ Z34 小泉和寛/前嶋秀司/長谷川伸司 1Lap

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト

以 上