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日産自動車、2014年北米国際自動車ショーで「スポーツセダンコンセプト」を世界初公開

下記内容は、北米日産が発行したリリース(1月13日3:50pm東部標準時間)の参考和訳です。

  • 日産が将来、市場投入するスポーツセダンのあり方を示唆するモデル
  • エネルギッシュなスタイリングとドライバーオリエンテッドなインテリアから成る、大胆でエキサイティングなスポーツカープロポーション
  • フロントエンドの「Vモーション」やフローティングルーフ、ブーメラン形状のランプなど、次世代のニッサンブランドのモデルに採用されるデザインを具現化

日産自動車(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、米国デトロイトで開催される2014年北米国際自動車ショーで「スポーツセダンコンセプト」を世界に先駆けて披露します。
今年、創立80周年を迎える同社は、性能や革新性、技術、更にデザインによって競合他社との差別化を図ってきました。

この「スポーツセダンコンセプト」は、次世代デザインとスポーティなスタイルを強調したデザインスタディモデルです。真のスポーツセダンだけが持つエッセンスを具体化し、更に、スポーツカーが放つオーラをまとった4ドアセダンとして創られました。本コンセプトカーは、最先端のデザインと高い動力性能にこだわりを持つお客さまに向けたモデルの将来像を示すものです。

スポーツセダンコンセプト

同社の常務執行役員で、チーフ・クリエイティブ・オフィサーである中村史郎は、「この『スポーツセダンコンセプト』は、エモーショナルでエネルギッシュなデザインの新しい方向性を示すもので、スポーツカーデザインの本質をセダンのデザインに適用する、という日産独自のアプローチを新たな次元へと進化させています。この『スポーツセダンコンセプト』は、正にその本質を捉えたもので、大胆でエキサイティングなスポーツカーらしいデザインとプロポーションを実現しています。」と語りました。

次世代の日産デザイン
この「スポーツセダンコンセプト」は、昨年発表された「レゾナンス」、「フレンド・ミー」とともに、将来の日産のモデルに適用されるデザインを採用したコンセプトカーのトリオを構成します。これらコンセプトカーは、斬新なVモーションのフロントエンド、フローティングルーフ、ブーメラン形状のヘッドランプとリアコンビネーションランプという、将来のすべての日産モデルに適用される特徴的なデザインを併せ持っています。

この3台のコンセプトカーに具現化されているデザインは、今後、日産車のセダンからクロスオーバーまで、様々なボディタイプのクルマに採用していきます。

「この新しいデザインの方向性は、あらゆる日産車を支える技術とイノベーションの力を反映しています。日産は、大胆で情熱的な経験を求め、従来の枠を超えた選択を望むお客さまのためのブランドです。だからこそ日産は、驚くほど斬新なこの『スポーツセダンコンセプト』で表現しているように、自動車デザインの新しい境地を開くことに鋭意取り組んでいるのです。」と中村は述べました。

この「スポーツセダンコンセプト」のエクステリアは低く幅広いスタンスを特徴としていて、通常のセダンと比べてより低いフードラインと低い最低地上高がその特徴を際立たせています。これは、スポーツカーにとって必要不可欠な要素です。

「スポーツセダンコンセプト」のフロントは、ドラマティックなクロームグリルからフードへと続く動きのある「Vモーション」による力強い線の流れとブーメラン形状の大型LEDヘッドランプなどにより、彫りが深く印象的なデザインとなっています。

ダイナミックなボディサイドラインは、力強い彫刻的な印象をつくり出し、四隅に張り出したホイールとタイヤへと繋がっています。そして、275/30R21の扁平タイヤと21インチのアルミホイールを装備しています。

個性的なシルエットは、高いデッキとリアトランクに施された大きなクロームのアクセントや彫りの深いリアデザインと上手く調和しています。フロントと同様にブーメラン形状を特徴としたリアコンビネーションランプは、中心から発したムーブメントが両端に向かうイメージを強調しています。

ユニークな「フローティングルーフ」は、広々とした空間と軽快さを感じさせ、従来のセダンの重々しい印象に対して、際立った新しさを見せています。

「革新的なルーフラインは、『レゾナンス』」や『フレンド・ミー』にも採用されていますが、あたかもピラーが無いかのように見え、躍動感のあるスポーティな印象を高めています。そして、この』スポーツセダンコンセプト』は、見るからに低いボディと流線型のキャビンをバランスさせ、クラストップのスタンスを実現していますが、このルーフラインもその実現に大きく貢献しています。」と中村は述べました。

外観上の最後の特徴は、個性的な塗装色ストラド アンバーです。これは時には強烈なまでに力強い音色を、またある時には優しい静かな音色を奏でることが可能な、名器として知られるクラシックバイオリンの豊かな艶塗装からインスピレーションを得ています。キャンディカラー塗装は、ゴールドの下塗りの上にアンバー・オレンジの上塗りを施して、入念に仕上げられており、独特の深みと豊かさを醸し出しています。

「スポーツセダンコンセプト」のインテリアには、将来モデルに対するデザインのヒントが見出せます。上質な素材が内装全体に使用されていて、キルティングシートやステッチ、パネルなど各所に施されたダイアモンド形状のグラフィックスがダイナミックな躍動感や立体感を演出しています。先鋭的で幾何学的なデザインは、モダンな家具や衣服、アクセサリーから着想を得ており、コントラストの高い色と多面体メタリック加飾もインテリアの特徴の一つです。

前輪駆動の「スポーツセダンコンセプト」には、300馬力を超える出力を発生する3.5リッターV6エンジンとスポーツチューンされた日産独自のエクストロニックCVT(無段変速機)を搭載しています。また、パフォーマンスダンパーを備えた革新的なサスペンション・レイアウトが採用されています。

「スポーツセダンコンセプト」は、カリフォルニア州サンディエゴにある日産デザインアメリカでデザインされ、日本の厚木にある日産グローバルデザインセンターで開発されたコンセプトモデルです。

主な寸法

全長 191.7 in. (4,870 mm)
全幅 75.3 in. (1,912 mm)
全高 54.3 in. (1,378 mm)
ホイールベース 111.2 in. (2,825 mm)
フロントオーバーハング 39.1 in. (992 mm)
リアオーバーハング 41.5 in (1,053 mm)

以 上