日産、V8ゴールドコースト戦でも表彰台

10月24-26日 オーストラリア、クイーンズランド
オーストラリアV8スーパーカーズ、ゴールドコースト600が10月24-26日、クイーンズランドのストリートコースで開催され、26日に行われたレース32では、予選12位からスタートした#36ノートン・日産アルティマのディーン・フィオーレが好走を見せた後、マイケル・カルソが3位でフィニッシュしました。

土曜日は、トップ10シュートアウトで9位に入った後、レース31で5位に食い込んだカルソとフィオーレ。このレース32では、2位のスコット・マクローリンにもプレッシャーを与えましたが、全体的な速さで及びませんでした。今季、カルソが表彰台に上がったのは、選手権外として開催されたオーストラリアGPとの併催イベントでの総合3位に続いて2度目。またカルソはこれで、選手権争いでも10位に浮上しました。このレースが出走150回目の節目となったフィオーレにとっては、V8スーパーカーズでの初めての表彰台となりました。

日産勢ではこのほか、ジャック・ダニエルの日産アルティマを駆るリック・ケリー/デビッド・ラッセル組が、序盤ピットストップに入ったことで1ラップ遅れとなったものの、その後の賢明な戦略で10位に食い込みました。

日産勢の残る2台にとっては悔しさが残る一日となりました。トッド・ケリー/アレックス・バンコム組は、レース序盤で接触。フロントの修復でピット作業が長引き、20位でのフィニッシュとなりました。

ジェームス・モファット/タズ・ダグラス組は、ターン11でウォールのイン側に引っかけ、ウォールのアウト側に強打。大ダメージを負い、リタイアを喫しました。モファットに怪我はありませんでした。

V8スーパーカーズの次戦は、11月14-16日、フィリップアイランドで開催されます。

#36 マイケル・カルソ（ノートン、日産アルティマ）
「今年2度目の表彰台獲得が果たせて素晴らしい気持ちです! 今年は好リザルトも残しており、マシンも徐々に改善されていきました。この週末、トロフィーを持ち帰ることができてうれしいです。チームの全員が懸命に取り組み、自分たちの成長を見せることができました。この成績でチームのみんな、特に私のマシンを担当してくれたメカニックたちが報われました」

#36 ディーン・フィオーレ（ノートン、日産アルティマ）
「とてもいい気分です。耐久戦に臨むカルソの勢いはとてもよかったので、どこかで表彰台圏内に入れるチャンスがあると確信していました。マイケルや彼のエンジニア（スティーブン・トッドキル）と一緒に作業をするのは、素晴らしい経験でした。仕事における彼らの関係はとても特別なもので、長い時間を共に作業に費やしていました。どのようにマシンをコントロールするのか、熟知しています」

#15 リック・ケリー（ジャック・ダニエル、日産アルティマ）
「私たちは周回遅れになり、長い間、後方につけていました。序盤に不運なピットストップを喫し作業に長時間かかってしまいましたが、そこから追い上げるためにチームは素晴らしい仕事をしてくれました。マシンはかなりよかったので、ミスから挽回してトップ10まで追い上げた自分たちの進捗には満足しています」

#15 デビッド・ラッセル（ジャック・ダニエル、日産アルティマ）
「正直、レースの序盤は変わった動きを見せたドライバーもいたので、順位を上げるのをしばらく我慢しなくてはなりませんでした。しばらく耐えて、ピットストップが順調に行って前がクリアな状況になったので、そこからは速さを見せることができました。交替したリックも、素晴らしい走りでフィニッシュしてくれました」

• オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 31 - 102周 10月25日（土）
• オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 32 - 102周 10月26日（日）

＜関連情報＞
「日産モータースポーツ」サイト

以　上