日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は2月12日、2018年度第3四半期決算を発表しました。
2018年度第3四半期3か月の連結売上高は3兆457億円、連結営業利益は1,033億円となり、売上高営業利益率は3.4%となりました。厳しい市場環境の中、米国では販売台数が減少したものの、販売の質は向上しており、また、日本、中国、タイ、フィリピン、中南米等の市場においては、全体需要を上回る販売を達成し、着実に事業が改善しています。
なお、今年度の営業利益及び当期純利益には、過年度の財務情報において、計上されていない金額として、92億円を費用計上した影響が含まれています。
2018年度第3四半期3か月 財務実績
(東京証券取引所届出 - 中国合弁会社に持分法を適用)注1 |
2017年度 第3四半期 |
2018年度 第3四半期 |
前年同期比 |
売上高 | 2兆8,755億円 | 3兆457億円 | +5.9% |
営業利益 | 824億円 | 1,033億円 | +25.4% |
当期純利益 注2 | 3,016億円 | 704億円 | -76.7% |
これを踏まえ、第3四半期累計の連結売上高は8兆5,784億円、連結営業利益は、3,137億円で前年同期比13.9%減となりました。
2018年度第3四半期累計 財務実績
(東京証券取引所届出 - 中国合弁会社に持分法を適用)注1 |
2017年度 第3四半期累計 |
2018年度 第3四半期累計 |
前年同期比 |
売上高 | 8兆5,280億円 | 8兆5,784億円 | +0.6% |
営業利益 | 3,642億円 | 3,137億円 | -13.9% |
売上高営業利益率 | 4.3% | 3.7% | -0.6ポイント |
経常利益 | 4,967億円 | 4,718億円 | -5.0% |
当期純利益 注2 | 5,781億円 | 3,167億円 | -45.2% |
中国合弁会社を比例連結した会計基準では、2018年度第3四半期累計の連結営業利益は4,510億円、売上高営業利益率は4.7%となり、当期純利益注2は3,167億円となりました。
2018年度第3四半期までの9ヵ月のグローバル全体需要は、前年比0.3%増の6,874万台となりました。
当社のグローバル販売台数は、前年比2.1%減の402万台となりました。北米、欧州で減少しましたが、日本、中国、その他の地域で台数を伸ばしました。グローバル市場占有率は前年比0.1ポイント減の5.9%でした。
2018年度通期の見通し
第3四半期までの実績を鑑み、通期見通しの修正を行いました。2018年度通期のグローバル販売台数は560万台を見込んでいます。
中国の合弁会社に持分法を適用した2018年度通期の業績予想を下記の通り修正し、東京証券取引所に届け出ました。
(東京証券取引所届出 - 中国合弁会社に持分法を適用)注1 |
前回見通し | 今回見通し | 対前回見通し |
売上高 | 12兆円 | 11兆6,000億円 | -4,000億円 |
営業利益 | 5,400億円 | 4,500億円 | -900億円 |
当期純利益 注2 | 5,000億円 | 4,100億円 | -900億円 |
注1)2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高と連結営業利益には東風汽車の数値は含まれなくなります。
注2)親会社株主に帰属する当期純利益
当社決算の詳細については、以下より資料をダウンロードいただけます。
www.nissan-global.com/JP/IR/FINANCIAL/
以 上