・第1四半期は、営業利益649億円、当期純利益471億円を確保
・各市場で販売の質を向上させ、主要モデルの台当たり売上高を向上
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は28日、2022年度第1四半期決算を発表しました。
2022年度第1四半期3か月は、連結売上高2兆1,373億円、連結営業利益649億円、売上高営業利益率3.0%、当期純利益注1は471億円となりました。当四半期は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う上海のロックダウンや半導体の供給不足による生産の制約に加え、原材料価格や物流費の高騰などの外部要因の影響も強まるなど、非常に厳しい事業環境が収益を圧迫しました。しかし、継続的な販売の質の向上により主要モデルの台当たり売上高を向上させたことや、財務規律と固定費の管理を徹底したことに加え、円安も追い風となって、厳しい事業環境の影響を相殺し、売上高や経常利益を向上させました。
2022年度第1四半期3か月財務実績
中国合弁会社に持分法を適用した2022年度第1四半期の財務実績は次の通りです。
(東京証券取引所届出 - 中国合弁会社に持分法を適用)注2 |
2021年度 第1四半期 |
2022年度 第1四半期 |
増減 (対前年) |
売上高 | 2兆82億円 | 2兆1,373億円 | +1,291億円 |
営業利益 | 757億円 | 649億円 | -108億円 |
売上高営業利益率 % | 3.8% | 3.0% | -0.8ポイント |
経常利益 | 903億円 | 1,040億円 | +137億円 |
当期純利益注1 | 1,145億円 | 471億円 | -674億円 |
2022年度第1四半期3か月の平均レートは、1USドル 130円、及び1ユーロ138円を使用しています。
中国合弁会社を比例連結した会計基準では、2022年度第1四半期の連結営業利益は988億円、売上高営業利益率は4.0%となり、当期純利益注1は471億円となりました。
社長兼CEOの内田 誠は、「第1四半期も想定以上に厳しい事業環境が続きました。その中でも、今回の業績を収めることができたのは、事業構造改革『Nissan NEXT』を通じて、日産の事業基盤が確実に強化され、外部要因に影響を受けにくい収益構造に変わってきている証と考えています。今後も事業環境は引き続き不透明ではあるものの、好調な受注を続ける軽EV『サクラ』に加え、e-POWERとe-4ORCEを搭載した新型『エクストレイル』も日本に続き、欧州で発売になります。これらの新車効果も最大限に生かしながら、収益構造の改善をより一層、進めていきます」と述べました。
注1)親会社株主に帰属する当期純利益
注2)2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高と連結営業利益には東風汽車の数値は含まれなくなります。
当社決算の詳細については、以下より資料をダウンロードいただけます。
www.nissan-global.com/JP/IR/FINANCIAL/
以 上