日産自動車、メインスポンサーとして、子どもの本の“小さなノーベル賞”を支援

２０００年９月２１日

　日産自動車（本社：東京都中央区銀座、社長：カルロス ゴーン）は、社会文化活動の一環として、1992年から支援を続けている国際的な児童文学賞「国際アンデルセン賞」を今年も全面的に支援する。
9月21日（木）、コロンビア・カルタヘナにて開催される同賞授与式には、同社のコロンビアでの輸入販売を手がける、ディストリブイドーラ日産社（Distribuidora Nissan S.A.）の代表が出席し、メインスポンサーの挨拶として、同社ゴーン社長のメッセージを紹介する。

　1956年に創設された「国際アンデルセン賞」は、子どもの本の世界的ネットワークである国際児童図書評議会（以下IBBY、本部スイス・バーゼル）が２年に1度、子どもの本に顕著な貢献をした現存の作家1名と画家1名に授与するものである。有名なデンマークの童話作家の名を冠したこの賞は、デンマークの女王マルガリータII世の後援を受けており、子どもの本の分野における最高の国際的な賞として、“小さなノーベル賞”とも言われている。
　今年度は、ブラジルのアナ・マリア・マシャード（Ana Maria Machado）氏に作家賞が、また、イギリスのアンソニー・ブラウン（Anthony Browne）氏に画家賞が授与される。

　日産自動車では、子どもの本の大切さを全世界に広め、子ども達の豊かな成長に寄与しようとする同賞の主旨が、同社の社会文化活動の重点分野である“子どもの想像力を育む活動”と合致したこと、更に、協賛国であった東欧諸国の経済情勢の悪化により、同賞開催が危ぶまれていたことなどにより、’92年度から支援を開始した。’94年度からは、メインスポンサーとして同賞を支援しており、今回で５回目となる。

　なお、同賞授与式は、第27回IBBYコロンビア大会（9/18～9/22、コロンビア・カルタヘナ）会期中に行われる。同大会では、基調講演、ワークショップ、展示会などが行われることになっており、世界80ケ国以上から、子どもの本の紹介と普及、読書推進活動に携わる人々、数百名が参加する。前回（’98年度）のIBBYインド大会では、「子供時代の読書の思い出」と題する皇后美智子様の基調講演がビデオ放映された。

「２０００年度国際アンデルセン賞」の概要は以下の通り。

【２０００年度国際アンデルセン賞の概要】