日産自動車 7月度生産・販売・輸出実績(速報)

日産自動車 7月度生産・販売・輸出実績(速報)


グローバル生産(国別)

 

7 月

前年同月比
(%)

累 計
01年1月〜7月

前年同期比
(%)

 

 

乗 用 車

96,495台

-10.0

646,676台

-6.4

商 用 車

18,898台

+13.1

103,316台

-7.9

国 内 生 産

115,393台

-6.9

749,992台

-6.6

米 国

14,112台

-41.5

172,209台

-19.9

メキシコ

22,481台

-13.0

183,097台

+10.5

英 国

24,177台

-17.7

189,057台

-3.6

スペイン

13,480台

+5.9

97,946台

+35.8

そ の 他

8,899台

-28.4

60,110台

-20.6

海 外 生 産

83,149台

-20.5

702,419台

-3.0

グローバル生産

198,542台

-12.8

1,452,411台

-4.7

注1.)その他は、台湾、タイ、フィリピン、南アの生産台数の合計。但し、CKD分を除く。

主要市場販売(地域別)

 

7 月

前年同月比
(%)

累 計
01年1月〜7月

前年同期比
(%)

 

乗 用 車

49,883台

+5.9

313,552台

-1.7

商 用 車

22,635台

+12.3

154,855台

-13.3

国 内 登 録

72,518台

+7.8

468,407台

+2.8

 

米 国

56,725台

-17.8

408,241台

-8.5

カ ナ ダ

3,772台

+4.9

29,512台

+13.9

メキシコ

15,427台

+16.8

104,240台

+14.4

北 米

76,056台

-11.5

542,738台

-3.8

欧 州

40,090台

-7.0

312,896台

-6.0

注2.)日本は、軽を除き、海外生産車を含む登録ベース。
    乗・商の区分は、車種(シャシーベース)を基準に集計。
注3.)米国は、ハワイを含む小売ベース。
    7月の稼働日調整済みの前年同月比は-17.8
%。
     ニッサン・ディビジョン: 
51,308台、 インフィニティ・ディビジョン: 5,417

注4.)カナダとメキシコは、小売ベース。
注5.)北米は、グアム、サイパン等の諸島を含む小売ベース。
注6.)欧州は、全欧小売ベース。

輸  出

 

7 月

前年同月比
(%)

累 計
01年1月〜7月

前年同期比
(%)

 

乗 用 車

40,221台

-21.0

251,280台

-19.6

商 用 車

9,472台

+3.2

46,267台

-16.6

合 計

49,693台

-17.4

297,547台

-19.1



 日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴ−ン)は27日、7月度の生産・販売・輸出実績(速報)をまとめた。(対前年比は前年確報値との比較。)7月のグローバル生産は対前年同月比-12.8%となった。日本、北米、欧州の3大主要市場の販売合計は同-3.9%と前年同月実績を下回った。

1. 生産
 7月のグローバル生産は198,542台(対前年同月比-12.8%)となり、6ヶ月連続で前年同月実績を下回った。

 7月の国内生産は115,393台(対前年同月比-6.9%)となった。これは、主に米国向けの輸出が減少したためである。一方、NRP以降に発売された新型車の国内での需要が引き続き好調だったため、国内向け車両の生産は前年実績を上回った。

 7月の海外生産は、83,149台(対前年同月比-20.5%)となった。米国生産は、9月の新型アルティマ発売に向けて、7月が現行アルティマの生産打切り月となったことに加え、コンパクトトラックセグメントの需要減により同-41.5%となり、2ヶ月ぶりに前年実績を下回った。メキシコでは、米国向け車両の需要減により同-13.0%となった。欧州では、英国生産が量販車需要の低迷により同-17.7%となったが、スペインでは主要生産車種であるアルメーラ・ティーノとテラノIIの強い需要に支えられ同+5.9%と前年を上回った。その他の地域では、全体で同-28.4%となった。これは、台湾での量販車の需要が減少したためである。

2. 販売
 7月の国内登録は、72,518台(対前年同月比+7.8%)となり、8ヶ月連続で前年同月実績を上回った。これは6月発売のスカイラインと5月にマイナーチェンジのあったリバティを含め、NRP以降に発売された新型車が引き続き好調だったためである。7月の国内シェアは18.6%と前年同月を0.4ポイント上回った。

 7月の米国市場は景気減速に伴い需要が低下し、各セグメントで熾烈な競争が展開される中、日産はインセンティブ・レベルを低く抑えたため、7月の日産販売は対前年同月比-17.8%(稼働日未調整)となった。しかしながら、エクステラは前年を上回る堅調な販売となった。また7月のカナダでの販売は引き続き好調だったセントラに牽引され同+4.9%となった。メキシコは、国内向けのツルの販売が引き続き好調だったため、同+16.8%と伸長した。

 7月の欧州での日産販売は、アルメーラ・ティーノが引き続き好調であったほか、マイクラも堅調な販売であったものの、特にドイツ市場での販売が落ち込んだ影響で、欧州全体で同-7.0%となった。

3. 日本からの輸出
 7月の輸出は、49,693台(対前年同月比-17.4%)と前年同月実績を下回った。主に市場の低迷する米国向け輸出の減少と、日産が生産の現地化を進めた結果であるが、7月から欧州向けのエクストレイルの輸出が本格的に始まり、対前年同月比での大幅減少に歯止めがかかった。

以 上