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日産「キャシュカイ」、ユーロNCAPで5つ星を獲得

乗員保護性能で過去最高得点

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は23日、新型車「キャシュカイ」が、『ヨーロッパ新車アセスメントプログラム(ユーロNCAP*:ユーロ・エヌ・キャップ)』の乗員保護性能で最高ランクの5つ星を獲得したと発表した。

2007年2月にヨーロッパで発売された「キャシュカイ」は、この機関が実施した安全性を検証する衝突実験で37.00点中、過去最高の36.83点を獲得した。前面衝突テストと側面衝突テストの両方でほぼ満点の評価を受けたほか、シートベルトリマインダーでも満点を獲得した。

なお、チャイルドプロテクションについても4つ星の高評価を受けた。現在まで、小型ファミリーカーのカテゴリーで最高ランクの5つ星を獲得した車種はない。

歩行者保護は2つ星にランクされたが、これはユーロNCAPが実施した他車種の評価に劣るものではなく、3つ星獲得まであとわずか0.38点であった。現在まで、小型ファミリーカーのカテゴリーで最高ランクの4つ星を獲得した車種はない。

「キャシュカイ」は欧州市場投入以来、好調な滑り出しを見せており、受注台数は5月末で6万台を越える予定である。同モデルには2WD車と4WD車が用意されており、エンジンは4種類のバリエーション(ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン各2種)がある。このうち新型2.0リッター・ディーゼルエンジンは、日産のアライアンスパートナーであるルノー社との共同開発によるものである。

「キャシュカイ」は、英国にある日産サンダーランド工場で生産され、グローバル市場への投入を視野に開発されたモデルである。同モデルは23日、「デュアリス」の車名で、日本市場でも発売され、今年後半には中東などの海外市場でも発売が予定されている。

*ユーロNCAP: European New Car Assessment Programme

以 上