日産自動車、インターネットを活用した商談予約システムを構築

12月22日発表・発売の新コンセプトカー「ティーノ」*1で 首都圏地区日産系列販売会社*2にて稼働開始

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:塙 義一)は、首都圏地区の日産系列販売会社*2と共同で、インターネットを活用した商談予約システム「Clicar*3(クリッカー)」を構築した。同社より12月22日に発表・発売される新コンセプトカー「ティーノ」*1で同システムの稼働を開始する。

同システムでは、日産自動車のインターネットホームページ「羅針盤」にて、販売会社の設定販価をベースにお客さまの希望グレード、ボディカラーやオプション等を反映させた見積書を作成後、販売会社との具体的な商談の予約をホームページ上で受け付ける。これにより、お客さまの新車購入・検討の際の利便性を大幅に向上させることが可能になる。
同社では、これまでにクルマの「新しい買い方の提案」として、個人リースや残価据置型クレジット等を採用している。今回も新たな提案の一つとして、商談に至るまでのお客さまの手間や時間を省き、より効率的な新車購入・検討を可能とするべく、新たに導入するシステムである。

同システムは、まず新コンセプトカー「ティーノ」で、首都圏地区販売会社で商談されるお客さまの商談予約を受け付けるが、お客さまの意見や反響を加味しながら、順次対象車種及び販売会社数を拡大していく予定である。

 同社では、これまでにいち早くオリジナルホームページ「羅針盤」の開設やインターネット特別仕様車の販売、及びインターネットによる顧客対応システム「V(ヴィ)」*4の構築に取り組むなど、カーライフにおけるお客さまとの新たなコミュニケーションの可能性を、インターネットの活用を通じて研究および具現化してきた。同システムもその一環で、これによりインターネットによるカーライフサポートシステムが更に強化されることになる。
今後も、更なるお客さまの利便性向上を追求し、インターネットを活用したお客さまとの新たなコミュニケーション方法についても鋭意検討していく予定である。

さらに、日産系列の販売会社では、お客さまに豊富な商品情報を分かりやすく提供することを始め、お客さまのニーズに的確に応えるべく、来年度よりカーライフアドバイザーがノート型パソコンを携帯し、パソコン上で商品のプレゼンテーション、商品情報(競合他車との比較等)の提供、及び見積り・注文書作成やクレジットプラン作成等を行う。インターネット上でのお客さまとのコミュニケーションに加え、販売現場での情報化も推進することで、日産グループ全体でのカーライフに係るお客さまの利便性の向上、及びお客さま対応力の強化を図っていく。

*1:「快適・快速 ハイトワゴン」をコンセプトに開発した、個性的なスタイルのハイトワゴン。全国のサニー系、プリンス系、チェリー系各販売会社にて取り扱う。
*2:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県内の「ティーノ」取り扱い販売会社を対象とする。
*2:英語の「Click」、「Car」を合わせた造語。
*4:2月に発売された「キューブ」を首都圏地区で購入されたお客さまを対象に、インターネット利用料金を2年間無料とする他、個人向けホームページを提供し、使用車のメンテナンス情報やカーライフアドバイザー、販売会社、日産自動車との情報交換の内容が記録できるシステム。

以 上