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日産自動車、第14回上海モーターショーで新型グローバルハッチバックを披露

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は19日、第14回上海モーターショー(プレスデー:4月19日、20日、会期:4月21日〜4月28日)で、新型グローバルハッチバックを世界に先駆けて披露しました。本モデルは中国における「ティーダ(中国名:騏達)」のフルモデルチェンジ車となります。

「ティーダ」

「ティーダ」

2005年に東風日産より中国市場に投入された「ティーダ(中国名:騏達)」は、中国の小型ハッチバック市場における先駆け的存在となり、2010年暦年には85,000台を販売しました。またこれまでに、グローバルに165カ国で販売しており、セダンも含め日産車ラインアップの最多量販車種となっています。

今回フルモデルチェンジする新型「ティーダ」は、上質なライフバランスを大切にするヤングファミリーをターゲットとし、「プレミアムで俊敏さを表現したスタイリング」、「クラストップの快適性」、「低燃費と運転のし易さ」をアピールポイントとして、中国の小型ハッチバック市場を引き続き牽引していくモデルとなります。また、日系車としては中国市場で初となるターボチャージャー付エンジン搭載車をラインアップに加えています。

エクステリアは、「Fluid & Brisk」というキーワードをベースに、滑らかな流れを感じさせるボディ面、バランスの取れたプロポーション、細部まで造り込まれた先進感を演出するグリル、ランプなどにより、新しいプレミアム感を演出しています。先代「ティーダ(中国名:騏達)」で好評だった広い室内をさらに進化させるため、ホイールベースを100mm延長し、クラストップのリヤニールームを確保しました。また、フロントウィンドウの上下・左右幅を拡大し、使い易さを追求した最適な形状のサイドミラーを採用する事で、視界の良さを大幅に向上させ、運転のし易さに貢献しています。

インテリアデザインは、「Calm & Refined」をキーワードに開発しました。心地良い包まれ感が醸し出す落ち着きあるインテリア、巧みに造り込まれた精度感や気品を感じさせるメーター類とフローティングセンタークラスター、巾広でスーパーソフトなアームレストなどで、毎日快適に乗れるプレミアムな空間としています。

またシートは、座った瞬間に判る柔らかな座り心地を実現しています。さらに、走行中の振動や疲れを感じにくい仕様とし、ワンランク上の乗り心地の良さを実現しています。

エンジンは、当社の多くのモデルに搭載され、信頼性や扱いやすさ、燃費性能に定評のあるHR16DE型を採用しました。さらに、新たに燃料を微細に噴射することでより高い燃焼効率が得られる最新のデュアルインジェクターや、副変速機付エクストロニックCVTなど「PURE DRIVE」と称する低排出ガス技術を組み合わせました。新型「ティーダ」は、中国における厳しい第三段階燃費規制値(2009年11月ドラフト発行値)を、大幅にクリアする燃費性能を実現させています。(一部車種を除く)
本モデルは東風日産の広州花都工場で生産され、2011年5月末に販売を開始する予定です。なお、本グローバルハッチバックは、中国市場への投入に続き、2014年までに約130カ国に順次投入されます。

その他の出展車両は以下のとおりです。

「キャシュカイ」
2011年1月にマイナーチェンジした「キャシュカイ」は、フロントグリルやコンビメーターなど、外観、内装の一部を変更し、よりファッショナブルで都会的なモデルとしました。また、カーウイングスや、パノラミックサンルーフ、アラウンドビューモニターを採用するなど、利便性が大幅に向上しています。「キャシュカイ」は初代モデルが2008年に中国市場に投入され、同市場における「クロスオーバー」という新しいカテゴリーを創出しました。2009年には中国自動車技術研究センター(CATRAC)が実施する衝突安全試験(C-NCAP)で最高位にあたる5つ星を獲得するなど、その高い安全性も評価されています。また、2011年1月31日時点で世界累計販売台数100万台を突破しました。なお、「キャシュカイ」の価格は139,800−218,800人民元(180万円−283万円)です。

「日産リーフ」
100%電気自動車「日産リーフ」は、持続可能なゼロ・エミッション社会に向けた新しいモビリティを提案するクルマとして世界中で高い評価を受けており、すでに日本、米国および欧州の一部国において販売を開始しています。
中国では、武漢市や広州市といったローカルパートナーと、パイロットプログラムについて話し合いを進めています。

このほかに同社ブースでは、電気自動車のコンセプトカー「タウンポッド」や「コンパクト・スポーツ・コンセプト」などに加え、「Nissan GT-R」からコンパクトカー「マーチ」まで、幅広い量産車ラインアップを展示します。

東風日産乗用車公司:東風日産乗用車公司は中国における日産の合弁会社、東風汽車有限公司(DFL)の一事業部で、乗用車の開発、生産、販売を担当しています。

日産の中国事業について
日産自動車は、販売台数で国内第2位の自動車メーカーであり、横浜に本社を置き、フランスのルノーと提携しています。2010年にはグローバルで400万台以上を販売し、そのうち中国が約4分の1を占め、日産にとって最も大きな市場となっています。中国市場には、2003年に東風汽車公司との合弁会社である東風汽車有限公司(DFL)を設立して本格進出し、2007年には高級ブランドであるインフィニティを投入しました。乗用車および小型商用車を含めた日産の中国市場における販売台数は、2003年の9万4000台から、2010年には100万台超と急激に伸びています。また、2011年については、中国で115万台の販売を計画しています。

注)為替については便宜上、最近の為替レート1人民元=12.9円で換算しました。

以 上