「サファリ」をマイナーチェンジ　～平成10年度省エネ大賞受賞の直噴NEO Diディーゼルエンジンを搭載～

広報第37号
平成11年8月31日

「サファリ」をマイナーチェンジ

～平成10年度省エネ大賞受賞の直噴NEO Diディーゼルエンジンを搭載～

　日産自動車では、「サファリ」をマイナーチェンジし、9月1日より全国一斉に発売する。

　今回のマイナーチェンジでは、2ドアハードトップ車に、平成10年度省エネ大賞（省エネルギーセンター会長賞）＊1を受賞した3.0リッター直噴ディーゼルエンジンNEO Di「ZD30DDTi」を搭載した。従来型車に対し、出力と燃費を向上させるとともに、CO2排出量の削減を図った。日産独自の「M-Fire燃焼」により、優れた静粛性を実現するとともに、NOx及び黒煙の発生を同時に抑制している。
　エクステリアについては、全車、ラジエーターグリルのデザイン変更や、バンパーのオーバーライダー部の車体色化により、高級感と安定感を演出した。また、車体色3色を新規設定した。
　インテリアについては、シートクロスデザインやシート形状の変更、木目調パネルの採用拡大、フロントシートのヘッドレストへの前後調整機構の追加など、高級感と快適性を向上させた。また、装備面では、リモートコントロールエントリーシステムを全車標準装備とした。さらに、グランロードリミテッドには、運転席・助手席に本革パワーシートを標準装備した。
　安全面では、ワンタッチパワーウインドウ作動時に万一腕などが挟まれた場合、自動的に反転降下する挟み込み防止機構付パワーウインドウ（運転席ワンタッチ、耐水タイプ）の採用など、装備を充実させた。
　走行性能については、全車にリヤLSDを標準装備した。
　また、今回、2グレードの4ドアバンを新規設定した。

＊1：（財）省エネルギーセンター主催の省エネルギー性等に優れた民生用（家庭・業務）の機器・システムを表彰する制度。

*サニー系販売会社は、9月より順次サティオ系販売会社に社名変更をしていく予定。

車両概要

1．直噴ディーゼルエンジンNEO Diの搭載
・2ドアハードトップ車に搭載されるNEO Di「ZD30DDTi」ディーゼルエンジンは、4バルブDOHCによる燃焼の改善、可変ノズルターボによるレスポンス向上、及び高圧燃料噴射ポンプによる燃料の微粒化により、出力・トルクの向上を図った。また、燃料噴射時期の変更、大量EGR（排気再循環）、高スワール（空気の渦）の生成により実現した日産独自の「M-Fire燃焼」により、NOx、PM（粒子状物質）を低減させたほか、燃費の向上及びCO2の削減も実現した。

2．エクステリア・インテリア
・ラジエーターグリルの意匠変更や、バンパーのオーバーライダー部の車体色化により、高級感と安定感を演出した。
・ボディカラーについては、ブラック、レッド（P）／グレイッシュベージュ（M）ツートーン、ライトゴールド（M）／グレイッシュベージュ（M）ツートーンの3色を新規設定した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　P：パール、M：メタリックの略
・シートクロスのデザイン、及びシート形状を変更するとともに、フロントシートのヘッドレストに前後調整機構を追加し、高級感と快適性を向上させた。
・リモートコントロールエントリーシステムを全車に標準装備した。
・グランロードリミテッドには、運転席・助手席に本革パワーシートを標準装備した。

3．安全
・ワンタッチパワーウインドウ作動時に万一腕などが挟まれた場合、自動的に反転降下する挟み込み防止機構付パワーウインドウ（運転席ワンタッチ、耐水タイプ）を採用した。

4．走行性能
・リヤLSDを全車に標準装備し、走行性能をさらに向上させた。

＜各地区希望小売価格（消費税を含まず）＞
（単位：千円）

E-AT：フルレンジ電子制御4速オートマチック、5MT：5速マニュアル

　日産自動車の関連会社である（株）オーテックジャパン（神奈川県茅ヶ崎市、社長：相部剛）は、今回の「サファリ」のマイナーチェンジを機に、「サファリ」をベースとしたキャンピングカー「フィールドベース」についても仕様・装備を向上し、9月1日より全国一斉に発売する。
　サファリ　キャンピングカー「フィールドベース」は、セカンドシート後方に簡易ベッド、シンク、コンロ等を標準装備した、機能性の高いキャンピングカーである。

＜車両概要＞

E-AT：フルレンジ電子制御4速オートマチック、5MT：5速マニュアル

＜各地区希望小売価格（消費税を含まず）＞
（単位：千円）

E-AT：フルレンジ電子制御4速オートマチック、5MT：5速マニュアル