日産フォーミュラEチーム、ダブルヘッダーのディルイーヤへ

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、1月27日~28日のサウジアラビアのディルイーヤで開催されるフォーミュラE世界選手権シーズン9の第2戦と第3戦に挑みます。

 

 

シーズン5に初開催されたディルイーヤe-Prixは、翌シーズンからナイトレースとなり、ファンやドライバーにとって人気の大会となりました。全長2.495kmのリヤド・ストリート・サーキットのターン6からターン14までの区間は、ダウンヒルと流れるようなコーナーが連続し、しばしばボブスレーのコースに例えられます。この有名な区間をよりスピードの増したGen3マシンが走行することで、大会はさらに盛り上がることでしょう。

日産フォーミュラEのゼネラルマネージャーであり、日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは「メキシコでの開幕戦を経て、私たちはチームとして成長したと思います。ナトーとフェネストラズはエンジニアとの良好な関係を築き、テクニカルチームも予選と決勝の戦い方について知見を得ました。パワーユニットやエネルギーマネジメントについては、さらに研究を進めていきます。ディルイーヤのコースは狭く、壁に囲まれています。そして、ときには砂に覆われることもあるコースなので、メキシコとはまったく異なるレースとなるでしょう。セクター1と2は高速かつツイスティで、グリップレベルも低いため、ミスをしやすいですね。特に今年はマシンがパワーアップしているので、大きなチャレンジになることでしょう。ただし、メキシコの予選でフェネストラズが証明してくれたように、2人ともスピードに乗り、良いポジションにつけて、良い結果を出してくれると期待しています」と語りました。

また、中東における最も重要な日産販売代理店の一つであるペトロミン日産が、日産フォーミュラEチームのオフィシャル・イノベーション・パートナーを今後3年間務めることになりました。

「日産フォーミュラEチームとペトロミン日産とのコラボレーションは、日産にとってフォーミュラEへの関わりがいかに重要であるか裏付けるものです。本プロジェクトを通じて、両者にとって重要な企業目標である電動化と持続可能性をともに推進していきます」とヴォルペは述べました。

 

ドライバーコメント

サッシャ フェネストラズ

「ディルイーヤのレースに向けて、とてもワクワクしています。メキシコではいくつかの問題があり、ポイントを獲得できませんでしたが、予選と決勝で私たちのポテンシャルを示すことができました。ディルイーヤは壁に囲まれたタイトなコースで、高速でのコーナリングが必要なとても難しいコースの一つなので、シミュレーターでしっかり練習しています。初戦が無事に終わり、私の気持ちは高ぶっています。得られた知識を最大限生かして、パフォーマンスを向上させていきます。今回も私にとって初めてのサーキットですが、ベストを尽くします」

 

ノーマン ナトー

「今シーズン初のダブルヘッダーは、ドライバーやチームにとって厳しい戦いになると思います。精神的にも肉体的にも準備を万端にして臨みます。今シーズン唯一のナイトレースで、ファンの皆さんは美しい景観の中、レースを楽しむことができるでしょう。メキシコでは厳しい結果となりましたが、私たちはトップ10に入るポテンシャルがあると思いますし、今週末はより良い結果を目指します。ディルイーヤはグリップレベルが常に変化するタフなコースですが、良いラップを重ねることができれば、大きな充実感を得ることができると思いますし、ポイントを獲得できるよう頑張ります」

 

以上