日産、新型マイクラの生産を英国サンダーランド工場で開始

 

 

 

 

 

 日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、英国サンダーランド工場での新型マイクラ(日本名:マーチ)の生産を開始したと発表した。

新型マイクラは2003年初頭より欧州地域において発売予定である。従業員数およそ4900人の同工場には、今回の新型マイクラ生産のために合計2億3500万ポンド(3億7000万ユーロ)の投資が行われた。

日産のゴーン社長は以下の様に語った。「マイクラのニューモデル生産開始は、日産180にとって重要な出来事である。私は、ここサンダーランド工場に勤務する全従業員のこれまでの苦労に感謝すると共に、彼らの今後の活躍を大いに期待している。日産の欧州における目標達成の為、新型マイクラは非常に重要なモデルであり、彼らは今後もその成功に重要な役割を果していくことになる。」

また英国日産自動車製造会社社長、ジョン クシナハンは「過去2年間に亘るハードワークの結果、本日サンダーランド工場での新型マイクラ生産開始に至った。これは、従業員、サプライヤーおよび全パートナーによる努力の賜物である。また、英国政府による全面的なご協力にも感謝したい。」と、述べている。

販売目標台数はモデルライフを通じて年間平均16万台である。この目標を達成するため、サンダーランド工場では3シフト制を導入、年間生産能力を50万台前後にまで拡大する事を決定している。

現行マイクラは1992年に生産が開始され、翌93年には日本車として初めて欧州カーオブザイヤーを受賞した。これまでに、欧州地域において累計130万台以上を販売するなど大きな成功を収めた。

サンダーランドの英国日産自動車製造会社は1984年に設立され、86年にはブルーバード(日本名オースター)の生産で稼動を開始した。現在では英国最大の自動車工場に成長し、累計生産台数は300万台以上に達している。また同工場は、過去6年連続で欧州における最も生産性の高い自動車工場に選ばれている(ワールドマーケットリサーチセンターによる)。

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