日産自動車(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、新型高級スポーティセダン「フーガ」を、10月14日より全国一斉に発売する。
フーガ350GTスポーツパッケージ＜オプション装着車＞
SHIFT_performance 高級車のパフォーマンスをシフトする
これまでの伝統的な高級車の枠を超え、抜群のドライビングフィールと華やかなインテリアが醸し出す、乗る人の心を刺激する新しいスポーティセダン。
今回発売する「フーガ」の最大の特長は、抜群の走行性能と快適性と質感の高いインテリアである。
進化したFMパッケージをベースに、新開発のサスペンションとショックアブソーバーの採用、19インチタイヤとリヤアクティブステアにより、なめらかな乗り心地と卓越したハンドリングを両立、また、V6 3.5Lエンジンによるレスポンスと伸びの良い加速などにより、安心かつ気持ちの良い運転が楽しめる抜群の走行性能を実現した。
インテリアは、運転する高揚感と上質なもてなし感を演出し、華やかで細部まで造りこまれた空間とした。また、室内スペースは競合車を圧倒する広さを確保し、空調、音響にこだわった高い快適性を実現した。
今回新たに、インテリジェントクルーズコントロール（低速追従機能付）を採用、渋滞時のような低速走行時においてもドライバーの運転負荷を軽減させた。また、高速域から低速域までの自動切替を可能とし、自動車専用道路以外でも使用できるシステムとして、利便性を高めた。
「フーガ」の特長は以下の通り。
●安心して気持ち良い運転が楽しめる抜群の走行性能
●ゆとりの広さと華やかさが生み出す快適な室内空間
●世界最先端の安全性・利便性を追求した装備
＊「フーガ（FUGA）」車名の由来
音楽の形式「フーガ」（イタリア語でFuga）。複数の旋律を積み重ねた楽曲構成が、「優美さ」と「ダイナミックさ」が調和したこの車にふさわしいという発想からネーミング。
＜販売目標台数＞ 2,000台／月
＜取り扱い販売会社＞ NISSAN Blue Stage ：日産系、モーター系各販売会社
NISSAN Red Stage ：サティオ系、プリンス・チェリー系販売会社
＊全車種取り扱い店（NISSAN Red & Blue）を含む
＜発表展示会＞ 10月23日(土)、24日(日)
＜車両概要＞
1.デザイン
「フーガ」をデザインするにあたっては、“スポーティ”“ルーミー”“ラグジュアリー”の3つの相反する要素すべてを、非常に高いレベルで実現することを目標とした。
エクステリアは、ソリッド(ボリュームのある塊感)、パワフル(気品あるダイナミックなスポーティ感)、ラグジュアリー(新しい高級感表現)の3つのキーワードを基に、「優美さ」と「力強さ」を調和させた新しい上質でスポーティーなセダンのデザインを実現した。
・スポーティかつラグジュアリーで「パワフル＆エレガント」をより強調したGTシリーズ。
・GTシリーズに対し、より落ち着きとラグジュアリーさを加えたXVシリーズ。
インテリアは、インビゴレーション(運転することへの高揚感)、ルーミー(快適な居住空間)、ラグジュアリー(上質なもてなし)の3つのキーワードをベースに、質感と造形美にこだわりデザインを行なった。また、5種類のインテリアコーディネーションにより全く異なる幅広い世界観を提供できるものとした。
2. 安心して気持ち良い運転が楽しめる抜群の走行性能
・より剛性を高めた車体骨格と、シャシーに新開発ダブルウイッシュボーンフロントサスペンションとマルチリンクリヤサスペンションを採用し、FR-Lプラットフォームを改良。高いステアリング応答性と優れた操縦安定性を実現。
・世界初の新構造デュアルフローパスショックアブソーバーの採用により、しっかりした収まり感があり、ゆったりと寛げる乗り心地を実現。
・大径タイヤ＆ホイールは、高いグリップ力と快適な乗り心地を両立。245/40R19 94Wタイヤは、国産量産車としては初採用。
・リヤアクティブステアは、中低速のワインディングでは、キビキビとレスポンス良く、高速道路のレーンチェンジでは揺り返しのない安定性を実現。
・VQ35DEエンジンは低回転から高回転までフラットなトルク特性と圧倒的なパワーにより力強い走り、新開発VQ25DEエンジンは吸排気の高効率化によるレスポンスに優れたリニアなトルク特性、心地よい加速時の音により、リアルワールド（お客様が普段の生活で使われる日常域）の気持ちよい走りと高燃費を実現。
・マニュアルモード付フルレンジ電子制御5速オートマチックは、新開発のシンクロレブコントロールの採用により、マニュアルモード時にレスポンスの良いスポーティな走りを可能とした。また新開発アダプティブシフトコントロールは、コーナリング、登降坂時などにおいて、自動的に最適なギヤを選択することでより快適な走りを実現。
3. ゆとりの広さと華やかさが生み出す快適な室内空間
・セダントップレベルの有効室内長（1880mm)、前後席ヘッドルーム、後席ニールーム/レッグルームなどにより、ゆとりの室内空間を実現。
・マイルドフローシステムは、ダッシュボード上面に専用吹き出し口を設け、風を直接体に当てない優しい空調を実現。
・前席エアコンディショニングシートは、シートクッションとシートバックから暖気または冷気が吹き出し快適性を向上。
・パーソナルドライビングポジションメモリーシステムは、インテリジェントキーのIDにより、ドライバーを認識し自動的にドライビングポジションをセット。
・走りへの高揚感を演出するソーラーエクリプスメーターとプッシュエンジンスターター。
・「フーガ」専用に音場設計されたBOSEサラウンド・サウンドシステム(14スピーカー)。
4. 世界最先端の安全性・利便性を追求した装備
・インテリジェントクルーズコントロール(低速追従機能付)は、従来の「車間自動制御システム」に加え、約40km/h以下の低速走行時においても、自車線前方の先行車に対し、車速に応じた車間距離を一定に保って走行、渋滞時などにおけるドライバーの運転負荷を軽減。インテリジェントクルーズコントロールと低速追従機能を自動的に切り替えることができ、自動車専用道路以外でも使用できるため高い利便性を実現。
・照射範囲が広いクリスタルブループロジェクターキセノンヘッドランプとヘッドランプの配光を変化させ、右左折時やコーナリング時の前方の視認性をより高めるアクティブAFS により、夜間走行時の視認性が向上。
・衝突時の被害を軽減するインテリジェントブレーキアシスト。
・状況に応じて乗員の拘束力を高め、エアバッグ等の安全装置を最大限に引き出し、衝突時の被害を軽減させる前席緊急ブレーキ感応型プリクラッシュシートベルト。
・万一の歩行者との衝突時に、頭部への傷害を緩和する歩行者傷害軽減ボディ構造。
・最速ルートの提供や分かりやすい道案内など、操作性やグラフィックを改善するとともに、BluetoothR＊ハンズフリー機能を搭載し、さらに使いやすく機能が向上したカーウイングス対応TV/ナビゲーションシステム(DVD方式)。
*BluetoothおよびBluetoothロゴは米国Bluetooth SIG,Incの登録商標です。
5. 安全/環境
・前席アクティブヘッドレスト、運転席・助手席SRSエアバッグシステム、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)を全車に標準採用。また、運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム、SRSカーテンエアバッグを全車に設定。
・全車が平成17 年排出ガス規制値から、NOx、NMHCの排出量を50％低減し、「平成17年基準排出ガス50％低減レベル（U-LEV ）」＊認定を取得している。VQ25DE車は「平成22年度燃費基準＋5％達成車」認定を取得。これによりグリーン税制の適用が受けられる。
*:2000年4月より国土交通省が、一般消費者の選択を通じ、排出ガス低減性能の高い自動車の普及を促進するために開始した低排出ガス車認定制度。2003年9月に「平成17年排出ガス規制(新長期規制)」が制定されたことを受け、同年10月に制度が改訂され、NoxおよびNMHCの排出量の低減レベルが基準より50%低減した「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(U-LEV)」と75%低減した｢平成17年基準排出ガス75%低減レベル（SU-LEV)｣の2種類が設定された。
＜全国希望小売価格（消費税込み）＞
（了）