英国日産サンダーランド工場「キャシュカイ」生産増強に向け追加投資

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、「キャシュカイ」の生産能力を増強するため、英国日産サンダーランド工場に240万ポンド(約5.8億円)の追加投資を行うと、発表した。

今回の追加投資により、本年2月の欧州市場投入以降、好調に推移している小型クロスオーバー車「キャシュカイ」のライン設備が改善され、生産台数が20%増強される。

「キャシュカイ」は昨年12月の生産開始以降、5月末までに6万台を生産し、2007年末までにさらに約13万台の生産が計画されている。

『ヨーロッパ新車アセスメントプログラム(ユーロNCAP:ユーロ・エヌ・キャップ)』の乗員保護性能で最高ランクの5つ星を獲得した「キャシュカイ」は、日本でも5月23日に「デュアリス」として販売開始され、既に7000台超の受注を獲得して、好調な滑り出しを見せている。

サンダーランド工場のデュプティマネージメントダイレクターであるケビン・フィッツパトリックは、「『キャシュカイ』は非常に人気のあるモデルであり、サンダーランド工場は2007年に記録的な生産台数を達成することになるだろう」と述べ、「このような高い需要を支えられているのは日産自動車の生産性の高さによるところが大きく、サンダーランド工場で製造に携わる従業員の努力は賞賛に値する。サンダーランド工場では、9月に『ノート』の生産を第2ラインに移管し、『キャシュカイ』の生産能力を確保するなどの対策を実施している。今回の追加投資は、こうした対策を補完するものとなる」と話している。

 

*為替レートについては最近の為替相場、1ポンド=244円をもとに換算した。

以 上