日産フォーミュラEチーム、ダブルヘッダーのベルリンへ

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、4月22日と23日にドイツのベルリンで開催されるフォーミュラE世界選手権シーズン9の第7戦と第8戦に挑みます。

本大会の会場となるテンペルホーフ空港サーキットは、フォーミュラE 選手権の開催数が最も多いサーキットで、これまでさまざまなレイアウトが採用されてきました。昨シーズンのダブルヘッダーは、1戦目と2戦目で周回を逆回りにしてレースが行われましたが、今シーズンは反時計回りのみの周回でレースが行われます。第6コーナーは、路面が荒れているため、エネルギーとタイヤのマネジメントがより重要となります。また、空港サーキットらしく航空機のダグラスDC-3が置かれていることも見どころの一つです。

日産とナトーにとっては、それぞれ2020年、2021年に優勝するなど、相性の良いサーキットです。また、ルーキーのフェネストラズにとってはベルリンでの初レースとなります。

予選は現地時間の10時40分、決勝は15時にスタートします。(視聴方法はこちらをご覧ください)

本大会の後、チームはベルリンに残り、4月24日(月)に行われるルーキーテストにルカ ギオットとビクター マーティンスが参加します。

日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは次のように語りました。
「ダブルヘッダーとなる今回のレースですが、他のレースと同様に良いポジションで戦えるよう、気を引き締めながらマシンの最終調整などを行っています。今年は、昨年と違って両レースとも同じ方向に走る点は良いのですが、ベルリンの路面はハイグリップでタイヤが過熱しやすいので、細心の注意が必要です。テンペルホーフはオーバーテイクのチャンスも多いので、ファンのみなさんにも楽しんでいただけると思います。日産は過去にここで良い成績を残しているので、チーム全員のモチベーションを上げて、表彰台を目指して戦います。」

「ルーキーテストに参加するのは、大変優秀なドライバーたちです。ギオットは以前から私たちのシミュレーターでテストをしていて、ベルリンでもチームに帯同することになっています。サーキットでの実走行を経験することで、今後、彼の果たす役割はより大きなものとなるでしょう。マーティンスもドライバーとして本当に高いポテンシャルを持っているので、サーキットを走るのを楽しみにしています。」

 

ドライバーコメント:

サッシャ フェネストラズ:

「私にとって、今回がベルリンサーキットでのデビュー戦です。経験豊富なドライバー達と競い合い、自分の成長を確かめるのが楽しみです。サンパウロでの難しいレースを終え、今はチーム全体に勢いがあります。テンペルホーフのサーキットはオーバーテイクのチャンスが多い反面、ストレートが長いため、エネルギーマネージメントが重要になりそうです。シーズン序盤は浮き沈みが激しかったのですが、ラウンドを重ねるごとに改善してきているので、良い結果を期待しています。」

 

ノーマン ナトー:

「私はベルリンでe-Prix初優勝を飾ったので、この街とサーキットには良い思い出があります。また、今週末のダブルヘッダーは大きなチャンスであることをチームとしても認識しています。テンペルホーフのサーキットは路面が荒いので、タイヤマネジメントには細心の注意が必要です。予選で改善点を洗い出して、表彰台を勝ち取りたいと思います。」

 

日産フォーミュラEチームのシーズン9のこれまでについてはこちらをご覧ください。

 

以上