日産自動車(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロスゴーン)の主力工場である九州工場の車両累計生産台数が本年1月28日をもって900万台を突破した。これは1976年12月に第1号車をオフラインしてから26年2ヶ月で達成したものである。
同工場は、福岡県で最も歴史がある自動車メーカーの工場であり、1975年にエンジンの生産工場として誕生、翌1976年にはダットサントラックの車両生産を開始、その後シルビア、サニー等を生産してきた。1992年には当時、夢工場と呼ばれた第2工場も完成、更に2000年には、日産九州専用外航埠頭が稼動、工場・車両保管場・船積みを同一敷地内で行うことが可能となり、生産・物流の一貫化による大幅な効率の向上を実現している。
現在では、国内で初めて超−低排出ガス車(U-LEV)に認定されたガソリン車ブルーバードシルフィやプリメーラ、エクストレイル等、国内、輸出用車両を、従業員約4700人、年間生産台数42万台の規模で生産しており、同社国内工場の中で最大の生産規模を持つ拠点となっている。
同社は2003年度に2年目を迎える「日産180」計画の目標達成に向けた活動を推進しており、同工場生産車であるティアナの拡販に強い意欲を示している。
尚、2〜3月において、900万台突破を記念し、同工場で生産しているサニー、プリメーラ、エクストレイルの福岡県限定車「ナインミリオンスペシャル」を発売し、拡販を図る他、同工場と福岡県日産販売会社グループが協力して、「日産/福岡発展史」展、「900万台記念 親子 日産九州工場見学会」等を実施する予定である。
また、同社は、今後とも、地元経済に貢献すると共に、福岡県と共に発展をしていきたいとしている。
【生産累計900万台突破の歩み】
1976年 |
12月 |
ダットサントラックの生産開始 |
1980年 |
4月 |
100万台突破 |
1984年 |
3月 |
200万台突破 |
1987年 |
5月 |
300万台突破 |
1990年 |
5月 |
400万台突破 |
1992年 |
11月 |
500万台突破 |
1995年 |
9月 |
600万台突破 |
1997年 |
11月 |
700万台突破 |
2000年 |
6月 |
800万台突破 |
2003年 |
1月 |
900万台突破 |
【同工場の概要】
住所 |
〒800-0395 |
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福岡県京都郡苅田町新浜町1番地3 |
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土地面積 |
約2,483千平方メートル |
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従業員数 |
約4,700人 |
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生産車種 |
パスファインダー、インフィニティQX4、 |
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ムラーノ、ティーノ |
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プリメーラ、プリメーラワゴン、ティアナ |
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サニー、ブルーバードシルフィ、エクストレイル |
以上