提携合意に基づきルノーが日産に対する株式保有比率を44.4%に引き上げ

 

日産とルノーは、1999年に両社の間で締結した提携合意に基づきルノーが保有してきた5億3,975万株分の日産に対する新株引受権について、ルノーがこれを行使すると発表した。 行使日は3月1日、行使価額は提携合意にある一株当たり400円で、ルノーは2,159億円(18億5千万ユーロ、16億2千万ドル)を出資する。これにより、ルノーの日産に対する持株比率はこれまでの36.8%から44.4%となり、また日産の発行済株式数は約45億株となる。

 今回の新株引受権行使は、昨年10月に発表したアライアンス強化戦略の第1弾として、当初計画に対し1年余り前倒しで実施するもので、これに続き、日産によるルノーの株式の取得、及び、両社共通の中長期戦略の強化を目的とした共同運営組織の設立を計画している。日産によるルノー株取得については、3月28日に開催予定のルノーの臨時株主総会における承認を必要とするが、いずれの計画も、順調にいけば本年半ば頃迄に実行に移される予定である。

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