日産自動車　自動車シュレッダーダスト等の3品目に関するリサイクル料金を公表

日産自動車株式会社(本社：東京都中央区銀座 社長：カルロスゴーン)は、平成17年(2005年)1月からの自動車リサイクル法の本格施行に向け、ユーザーから預託を受ける自動車シュレッダーダスト、エアバック類、フロン類3品目のリサイクル料金額を公表した。

同社は、自動車リサイクル法に沿った処理を確実に実行していくためのリサイクル費用について、慎重に検討を行なってきた。今回のリサイクル料金設定は、これらの検討結果によるものである。今後同社は法律制定の趣旨に則り、お客様に負担していただく料金を効率的に運用し、使用済自動車のリサイクルを確実に実施していく。

１．リサイクル料金の設定にあたっては、お客様に分かり易い料金体系とすべく、車種単位での料金設定を基本とした。(注１)

２．３品目(自動車シュレッダーダスト・エアバッグ類・フロン類)の料金設定の考え方は以下の通りである。

1)自動車シュレッダーダストの料金は、車種毎のシュレッダーダストの重量に応じ設定した。

2)エアバッグ類の料金は、エアバッグ及び、シートベルトプリテンショナー等の装備個数を勘案し設定した。

3)フロン類の料金は、一部バス(シビリアン等)を除き、乗用車、商用車共に同一水準の料金とした。　　　　　　　　　　　

３．代表的な同社車種の１台当たりのリサイクル料金は下表の通りである。本表以外の主要車種料金については本日以降、以下の日産自動車ホームページにて掲載する。(注２)

単位：円

同社は、1990年にリサイクル組織を設置し、開発から廃車に至るまでの車のライフサイクル全般において、一貫したリサイクルへの取り組みを行ってきた。今後もフロン類、エアバッグ類、および自動車シュレッダーダストのリサイクルを推進するための社会システム構築及び使用済み自動車のリサイクル率を向上させるための開発を積極的に推進していく。

注１：同一車種の場合でも、新旧モデルは基本型式にて区別する。

注２：今回同社がリサイクル料金を発表した車種以外のリサイクル料金については、順次準備が整い次第公表する。なお、お客様が、ホームページ上でお持ちのお車のリサイクル料金を個別に照会できるシステムを現在自動車メーカー・輸入業者共同で構築中であり、年内の稼働を予定している。

注３：現在上記の車両を所有するお客様に、来年１月以降の継続検査時・廃車時等にリサイクル料金をお支払い頂く場合、リサイクル料金の額に加え、国の認可を受けた資金管理料金・情報管理料金のお支払いが必要となる。

注４：エアバッグ類料金は、エアバッグ、シートベルトプリテンショナー等の装備個数等により金額が異なる。尚、個別車両のエアバッグ類料金は、(注２)に示すシステムにて案内予定。

以上