日産自動車、ウクライナに販売会社を設立

日産自動車株式会社

 


日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)は、ウクライナに新しい販売会社(名称:ウクライナ日産自動車会社)を設立したと発表した。新会社の出資比率は欧州日産自動車会社が99%、ロシア日産自動車会社が1%である。

新会社では日産車及び日産純正部品を、ウクライナ国内9店舗のディーラーを通じて販売する。本社所在地はキエフで、発足当初の従業員は18名である。同社はウクライナにおける販売ネットワークの改善、マーケティング、宣伝、物流、アフターサービスに関するサポートを通じ、同国内での日産のプレゼンス拡大を目指す。

同社の社長には、日産自動車本社の海外マーケティング&セールス部門の今村文秋(36歳)が就任する。「ウクライナは、大きな可能性を秘めた市場の1つであり、ウクライナ日産自動車会社は、新中期経営計画の『日産バリューアップ』の方針に基づき設立されたものである。我々はお客様を第一に考え、ディーラーを通じ日産ブランドのユニークで革新的な価値を提供していくつもりだ。」と今村は語った。

日産は、1992年からウクライナで日産の正規ディーラーネットワークを通じて販売を行ってきた。新会社は、これまで日産車を取り扱っていた商社2社に代わり、ディーラーに対する卸売りを行う。同国内における2004年の日産車の販売実績は、2,800台であった。

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