日産自動車「いわき工場VQエンジン生産累計400万基達成記念式典」を挙行



日産自動車(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)は、主力エンジン工場の一つであるいわき工場(福島県いわき市 工場長:福神健字郎)のVQエンジン生産累計400万基達成を記念して、本日、志賀俊之COO(最高執行責任者)を始め、関係役員、従業員出席のもと、同工場内にて式典を挙行した。

同工場は、1994年1月の操業開始以来、本年9月に11年9ヶ月で生産累計400万基を達成した。

いわき工場は、1992年に新たに開発したV型6気筒VQエンジン専用の「環境・人・クルマの共生を求めたインテリジェントファクトリー」として設立され、94年1月に同社の最新鋭エンジン工場として操業開始した。

VQエンジンは、1994年5月に発売された北米向けマキシマから搭載が開始され、現在、排気量:2.0リッターから3.5リッターのラインアップで、プレミアムスポーツセダンのフーガ、スポーツカーのフェアレディZなど12車種に搭載されている日産の主要エンジンの1つである。このエンジンは、米国ワーズ社の「ワーズ10ベストエンジン」を同賞開始以来、世界で唯一11年連続で受賞するなど、世界的に評価されている。

また、同工場では、現在100億円を投資し、同工場敷地内に第2エンジン工場を建設中である。エンジン用部品の加工ラインを新規に敷設、2006年夏に操業開始予定で、これにより、第1ならびに第2エンジン工場の作業効率および品質の向上が図られるとともに、エンジンの増産対応も可能となる。
同工場の年間生産能力は、操業開始時の約40万基/年から約56万基に増強され、さらにお客様のニーズに迅速に対応できることになる。

また、日産自動車は、いわき工場で年間約35億円の物品等の購入を地元福島県内の企業から行っているほか、福島県の日産系販売会社は、約1,300名の従業員を有し、日産グループとして、いわき工場とあわせ約2,000名の従業員が勤務しており、地域社会の発展にも貢献している。今後もいわき市ならびに福島県の地域経済に引き続き貢献していく所存である。


【VQエンジン生産累計400万基の歩み】

1994年1月  いわき工場操業開始・VQエンジン1号基生産
1996年1月  VQエンジン生産累計50万基達成
1997年10月 VQエンジン生産累計100万基達成
2001年3月  VQエンジン生産累計200万基達成
2003年6月  VQエンジン生産累計300万基達成
2005年9月  VQエンジン生産累計400万基達成
2006年夏   第2エンジン工場操業開始予定

【日産自動車いわき工場の概要】

住所 : 福島県いわき市泉町下川字大剣386番地
土地面積 : 約201,500㎡
建屋面積 : 約66,800㎡
従業員数 : 約700人
生産品目 : V型6気筒VQエンジン(排気量:2.0リッター~3.5リッター)
生産実績 : 456,282基(2004年度)


以 上